記憶を取り戻す手段としての芸術
2001年の第1回以来、横浜で開催されている現代美術の国際展で、前回展は30万人以上の観客を動員している。
今年は現代美術作家の森村泰昌をアーティスティック・ディレクターに迎え、『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』をテーマに、語ってはならないもの、語り得ないもの、見てはならないもの、見えにくいものなど、膨大な「忘却」の領域に投げ込まれた記憶を取り戻す手段としての芸術に眼差しを向ける。
ヨコハマトリエンナーレ 2014
『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』
会場 横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
会期 開催中~11/3
料金 一般1,800円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL http://www.yokohamatriennale.jp/2014
Column
橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
古今東西の仏像、茶道具から、油絵、写真、マンガまで。ライターの橋本麻里さんが女子的目線で選んだ必見の美術展を愛情いっぱいで紹介します。 「なるほど、そういうことだったのか!」「面白い!」と行きたくなること請け合いです。
2014.08.09(土)
文=橋本麻里