ひとりゴハンも至福のひととき

ランチメニューの「牛すじと蒟蒻のクスクス」(サラダ・パン付)1400円。クスクス、牛すじ、赤ワイン、こんにゃく、トマト、厚揚げ、キドニービーンズ、かぶ、しいたけと、使われている材料は種類豊富!

 私は仕事帰りにひとりでふらりと訪れ、アラカルトを注文することが多いのですが、毎回メニューを開く度にホッとするのは「野菜をたっぷりとりたいとき」というカテゴリーがあること。忙しく働いていると野菜不足になりがちですが、ここに来れば美味しい野菜がたくさん食べられる! のです。どんなものがあるかといえば、青パパイヤのソムタム、アボカドディップのバーニャカウダ、テンペと繊維野菜の生春巻など、6品ほど。

 私のヘビロテメニューは「ロメインレタスの植物性シーザーサラダ」です。シーザーサラダといえば普通はチーズがたっぷりかかっていますが、ここのはチーズなし。でもアボカドが入っているので、あっさりしているのにコクがあります。「森のバター」や「食べる美容液」といわれるアボカドは、アンチエイジングに欠かせないビタミンEやビタミンB2、B3、食物繊維が豊富なことはご存じの通り。野菜も、シーザーサラダはロメインレタスだけのお店が多いけど、こちらでは普通のレタス、トレビス、きゅうりも使っています。塩昆布の旨味や、ガーリックがほどよく効いた自家製クルトンも、いいアクセントです。これ一皿とパンでも軽い夕食として満足できますし、さらにワインとともに生パスタやクスクスをいただけば、残業帰りのひとりゴハンも至福のひととき。

生ショートパスタ 完熟夏野菜とアボカド1,400円。アボカド、豆腐、茄子、ズッキーニ、赤パプリカ、玉葱、トマト、にんにく、イタリアより自社輸入の生ショートパスタを使用。

 食後のお茶には、オリジナルブレンドハーブティー(670円)も8種類用意されています。冷え症改善、リラックス、利尿作用、かぜ予防、肌の保湿など、効能別にブレンドされたお茶の中から「どれを選ぼうか」と考えれば、自然に自分の体調をふりかえることにつながります。

 いくら残業が続いたって、食事はあきらめてはなりません。忙しいときこそ自分の体の声を聞き、健康とキレイを維持するのです。そんな働く女子の気持ちを応援してくれるのが「BiOcafe」です。皆さまもぜひ!

BiOcafe(ビオカフェ)
所在地 東京都渋谷区宇田川町16-14 パティオI 1階
電話番号 03-5428-3322
営業時間 11:00~23:00(ランチタイム ~17:00、ティータイム 15:00~18:00、ディナータイム 18:00~)
定休日 無休
メニュー ランチセット(平日)1,000円~、ディナーコース2,500円~
URL http://www.biocafe.jp/

小松めぐみ (こまつ めぐみ)
東京都生まれ。食い道楽の親の影響で、10代半ばにして料理に目覚める。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。2000年に独立し、主に雑誌で飲食関連の記事を編集している。

Column

小松めぐみの“キレイになれる”レストラン

食べてキレイになれる一皿、見て美意識が刺激される一皿や、そこに行くためにはキレイにしなきゃと思えるレストラン。キレイのモチベーションを高めるお店や料理を、フードライター歴13年の著者がご紹介。

2014.07.15(火)
文=小松めぐみ