3時間を過ぎて、そろそろ胸突き八丁

 イエメンの伝統的な遊牧民テント・スタイルのレストランへ。チキン・ローストとラム・カリーに、スパイスで味付けした2種類のライス、そしてヨーグルト。料理の皿の大きさに驚愕。ここでもう満腹絶頂。テント体験は面白かったが、4時間を経過。食べ続けている気がしてくる。

テントの中でゴロゴロしたい気分。みんなでライスを右手でつまんで食べる。

 食べるのはもう1店と聞いて、なんとか腹ごなしをしたいところ。途中で、ナッツを売るお店やスパイス店に立ち寄ったりして、結構歩く。終点の窯焼きのパンがおいしいというイラン料理のレストランへ。なかなか香ばしい香りのパンだが、一緒にどんと出て来た骨付きラム肉は、もう味見だけで十分。

 これにてフード・ツアーが遂に終了。最後に証明書もくれる。食べて歩いてまた食べて、フード・ファイター気分で、記録5時間13分27秒!

ゴマをふって焼き上げたイランのパンと、極めつけのどでかいラム肉。
これがフード・マラソンの証明書。終了時刻は夜10時半

 このFrying Pan Adventures(外部サイト)は、有名フードブロガーだったアルバさんが、自分の生まれたドバイや中東の食を知ってもらうべく始めたツアー。言葉が通じないとなかなか回りにくいストリートフードやローカル店も入れて、蘊蓄を語りながら案内してくれる。 所要時間は3~5時間(暑い夏場は少し短め)。季節ごとに回る店やメニューを変えているが、料金はいずれも415UAEディルハムだ。体調を整え、お腹をすかして臨もう。達成感を覚えることは間違いなしだ。

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2014.04.15(火)
文・撮影=小野アムスデン道子