世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。
第29回は、小野アムスデン道子さんが挑んだ驚異のマラソンについてドバイから報告します。
なんでも世界での記録を競うドバイで
砂漠の中の国際都市 、アラブ首長国連邦のドバイ。まず世界最大級のドバイ国際空港(エミレーツ専用ターミナル)に降り立つや、その広さと天井の高さに驚く。これまた世界最大級のドバイモールには、世界一の高さを誇るビル“バージュ・カリファ”が隣接。七ツ星のホテルをはじめとするラグジュアリーホテルもキラ星のごとくある。
そんななんでも桁外れのドバイで、私も記録への挑戦? というわけで5時間かけて、中東の食巡りをするFrying Pan Adventuresというフード・マラソンに参加した。
つまみからラム肉グリルにチーズパイまで出た1軒目、まだ序の口だ。次はスイーツ店へ。ピスタチオやウォールナッツなどを粉生地に挟んで焼き上げてさらに甘いシロップをかけたバクラヴァ。甘さはかなりのものだが、スイーツは別腹。1時間半経過。
続いて、別の店に移動。杵をついて練りあげるシリアのピスタチオのアイスクリームでちょっと口直し。2時間とちょっと。まだ半分来ていない。
お次は、イタリアと同様に、生地を空中でくるくる回転させながら作るエジプトのピザ。
フェタチーズをかけて焼き上げてあって、これは気に入ったが、そのボリュームに急激にお腹が膨れてきだした。3時間を経過。
2014.04.15(火)
文・撮影=小野アムスデン道子