「さつまいもと鶏肉の豆乳リゾット風」作り方

■作り方

(1) さつまいもはサッと洗って水気をふき、1.2~1.5センチ角に切る。鶏もも肉は皮を取りのぞいて、さつまいもと同じぐらいの大きさに切る。

 今回の手間はここだけ! 大きさもざっくりで構いません。

(2)鍋に(1)、ごはん、豆乳、水を入れて火にかけ、一度沸かす。

(3)沸いたら白だしを加えて中火にし、ぐつぐつ煮えるぐらいの状態で6分間ほどときおりかきまぜつつ煮る。

(4)お皿に盛って、黒こしょうをひけば完成!

 さつまいもの甘みと塩気がいい対比、鶏のうま味をいっぱい吸ったごはんがおいしいですよ。白だし、豆乳と相性が◎。私はミツカンのものを使っています。

 秋には栗と鶏肉のクリーム煮なんてメニューが食べたくなるのですが、栗は下ごしらえが大変ですよね。さつまいもに代えてやってみたらなかなかおいしかったので、手軽に食べられる1品を考えてみました。

 ぶなしめじやエリンギを加えて煮るのもおすすめ。その際は3~4センチ幅に切ってください。仕上げに粉チーズを振ってもいいですね。

 これから寒くなってきます。あったかいごはんをしっかり食べて、風邪を寄せつけないようにしていきたいですな。それではまた、来月!

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)がある。
https://www.instagram.com/hakuo416/

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Column

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2024.10.19(土)
文・撮影=白央篤司