みんなが選んだお弁当 BEST3
<おいしそうだったお弁当>
遠山さんも選んだ大谷尚史さんの【コンソメとテリーヌ3種】
<印象的だったお弁当>
石井眞希さん【マルキーズ人形のお弁当】
「私をくらえ」というのから、ポンパドール夫人的な“上から目線”をイメージし、製菓材料のマルキーズ人形を使ったお弁当を。スカートは、さくらでんぶのバターライスの中にマッシュポテト、ズッキーニとマッシュルームのグリル、豚肉と香味野菜のローストなどを入れ、スカートを切ったとき、流れ出るようにと、半熟卵も入れた。
<「私をくらえ」なお弁当>
太田恵梨さんの【私の歴史のお弁当】
自分の好きなお米とチーズを使って自分の歴史をお弁当にした。まずは、離乳食としてチーズおじや。母のつくったお弁当の中で、こけしのお弁当が印象的だったのでチーズを使ったこけしのようなおにぎり、そして中学や高校の時に好きだったチーズもち、大人になってから好きになった、ミモレット。最後は、将来、供えてほしいという思いで、マスカルポーネを使ったおはぎをつくった。
<CREA編集部が選ぶお弁当>
佐藤多恵さんの【卵のお弁当】
卵は、パックに入っていたり、卵料理として皿に盛られていると、生き物と感じづらいが、本来は、命そのもので食べるのを躊躇するもの。今回の「私をくらえ」という挑戦的な感じが、卵の発するメッセージと考え、卵型の容器に、砂肝のコンフィとナッツのサラダ、フレンチトーストなど卵を使った料理と、卵の親である鶏肉を使ったチキンとトマトのほろほろ煮を入れた。
【CREA編集部のコメント】
日常的なお弁当に卵は必需品なのに、確かに「もっとも“物言わぬ生き物”だから、軽視していたかも……」と気づかされた。ビジュアル的にもかわいらしく、おいしそうだった。
Column
遠山正道のお弁当をめぐる冒険2
「Soup Stock Tokyo」を主宰する遠山正道氏が、2012年に代官山で開催して単行本にもなった、大人気お弁当講座「おいしい教室」が、丸の内に場所を移して再開! 遠山氏と毎回のゲストとのトークの一部と持ち寄られた選りすぐりのお弁当を公開していきます。
2014.02.15(土)