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自分の命をないがしろにするのと一緒

 東洋医学では物忘れ、白髪、耳が遠くなる、そして足腰の衰えも、腎機能の衰えによる老化の表れといわれています。見た目の変化はもちろん、筋力が衰えて寝たきりになるリスクが高まるなど、加齢による心配事はつきません。これらの予防のためにも運動をするにこしたことはありませんが、がっつりランニングしたり、お金をかけてジムに通ったり、同じワークアウトを毎日続けるのはなかなか難しいものです。

 そこで実践しているのが「ながら運動」です。忙しい毎日の中、とくにせっかちな私はなかなか運動だけにあてる時間は持てませんが、そんな中でも合間の時間を有効に使えるよう、ちょっとした工夫でできるエクササイズを「ながら運動」と呼び、無理ない範囲で心がけるようにしています。

薬膳+ながら運動をはじめよう

  • ・ドライヤーで髪を乾かす5分間、スクワットをして足腰の強化
  • ・買い物帰り、重い買い物袋を上げたり下げたりして腕の筋肉を鍛える
  • ・毎日10分程度の犬のお散歩の途中、犬がおしっこをしている間に、ひざを高くあげて10回程、もも上げ
  • ・電車で立っている時はつま先を上下してふくらはぎの筋力強化&座っている時は膝をしっかり付けて腹筋強化
  • ・階段は無料のワークアウトと思って、おトクを感じながら上り下り
  • ・椅子には深く座らず、浅く座って背筋をピンと伸ばす
  • ・車やタクシーは使わず、自転車や自分の足で歩いて環境にも優しいエクササイズ

 毎日4,000歩以上、歩くのが理想らしいですが、毎日の生活の中で「ながら運動」を心がけてみましょう。ゆっくり行う方が筋肉には負荷がかかっていいみたいです。

谷口ももよ(たにぐち・ももよ)

「健康は日々の食卓から」と「美食同源」をテーマに、身近な食材を使った簡単で美味しい薬膳レシピを提案。なかでも豆腐や野菜を中心としたよりヘルシーな“ベジ薬膳”を提唱する。薬膳料理教室を主宰し、講師育成の薬膳講座を全国で展開。レストランへのレシピ提供や企業との商品開発など活動は多岐にわたる。著書も多数出版し、『身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ』(講談社)、『5色の野菜でからだを整えるべジ薬膳』(キラジェンヌ)で、グルマン世界料理本大賞グランプリを2度受賞。「東洋美食薬膳協会」代表理事、「全日本薬膳食医情報協会」名誉顧問、「日本豆腐マイスター協会」理事、薬膳料理教室「Salon de Maman」主宰。国際中医師。

●谷口ももよ公式サイト https://yakuzen-salon.com/
●東洋美食薬膳協会 https://orientalyakuzen.com/

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