この記事の連載
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- M·A·Cでメイク体験【後篇】
思わず声がもれた! 簡単に印象を変えるテクニック
にらさわの顔には、下図のイメージで陰影をつけていただきました。
使用したのは、人気のパレット「スタジオ フィックス スカルプト&シェイプ コントアー パレット ライト/ミィディアム」
ショーのバックステージでもプロのアーティストに愛用されている、“骨格メイクには欠かせないアイテム”とのことでしたが、本当に使えました!
「シェーディングには、下段の3色を使います。使い方はお好みですが、全部を混ぜると色の全ての要素がいい具合にブラシにつくので私は3色を一緒に使います」
下段3色をさっとブラシに含ませたら、それを耳たぶの後ろからあごに向かって走らせます。すると、それだけで輪郭がかなりシュッとしました。
また、驚いたのがノーズシャドウと鼻底のシェーディング。
「ノーズシャドウは、にらさわさんの場合、鼻全体にする必要はなく、目の内側と小鼻部分に少し入れる程度が効果的です」
また、私は顔が長いといいますか、鼻が長いわけですが、ノーズシャドウだけでなく、鼻下というか、鼻の底にもブラシで影を入れられたのには驚きました。「こんなところにも入れるのか」と。
しかしこれがとても効果的で、この後、鼻先にさっとブラシを走らせてハイライトを入れた瞬間、私の鼻が「つん」と上向きになったのです!
その結果、本当に鼻が短くキュートになったので、同席していた一同が思わず「おお!」と声をもらしました(実話)。
また、陰影作りに不可欠な“明るさ”を足していただいた時にも、大きな発見がありました。
申した通り、私の顔は目の横付近の幅が狭いのですが、そこを広げて見せるためにRYOKOさんは目の横の側面部分に明るい色を足しました。
このゾーンが自分では管轄外だと思っていた場所だったので、虚を衝かれる思いがしました。「なるほど、側面か……」みたいな。
「立体的に見せたい場合、側面を意識するのは大事です。特に、横から見たときに下の写真のように3つのラインが平行になるように陰影を入れると、カッコよく決まりますよ」
これは、私だけでなく、どんな顔形の人でも意識すると良いアドバイスではないかと思いました。
さらにその後のアイメイクでは、切れ長に見えるよう、目の端に暗めのシャドウを使用し、目の内側には明るい色を配置。仕上げにほんの少しだけ、ハイライトを入れてくださいました。
そして仕上がったのがこちらです。
M·A·C風ポーズでカッコよく決めたかったのですが、ポージングまでは実力が間に合いませんでした。が、顔がシュッとして目がパッチリと大きくなっているのがご確認いただけますでしょうか。
では、今回の陰影作りに使用したアイテムをご紹介しておきましょう。
アイメイクとリップには、下記のアイテムを使用しました。なお、このメイクシートもRYOKOさんが描いてくれました。
さて、この可愛いカラーアイテムが気になった方も多いことでしょう。
実際、すっごく可愛かったです!
そこで、次回はM·A·Cの提案する春のトレンドアイテムとオシャレな使用方法について、RYOKOさんに伺っています。乞うご期待!
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2023.03.12(日)
文=にらさわあきこ
撮影=深野未季