この記事の連載
- M·A·Cでメイク体験【前篇】
- M·A·Cでメイク体験【後篇】
こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
マスク生活にすっかり慣れて日々ノーメイクで過ごしているのですが、そろそろマスクを外す時代がやってきそうですね。不安です。
特に困るのが、フェイスライン。マスクで隠れていますが、今や顔の下半分がかなりタルタルになっています。しかも最近、寒気の影響を受けて喘息が悪化してしまったので、むくみに加え目元に隠せない疲れが……。
そこで、「今こそ、憧れのM·A·Cでメイクを習いたい!」と体験に出かけました。
プロのメイクが体験できる
私がM·A·Cを頼ろうと思ったのは、立体的な顔をメイクで実現したかったから。
というのも、M·A·Cのアーティストさんは、皆さん、立体的でカッコいいメイクをしている印象がないですか? そもそもの顔だちはそれぞれで違うはずなのに、メイクをするともれなく「M·A·C風」。つまり私も、「M·A·C風」メイクをほどこせば、難の多い顔でもそれなりに立体的になるかも? と期待を寄せていたのです。
訪ねたのは、ルミネエスト新宿の中にあるM・A・C STORE。
M・A・Cでは、どの店舗でもプロのアーティストさんにメイク相談をしたり、ポイントメイクをしてもらったりすることができるのです。
今回はスペシャル版として、M・A・C ナショナル アーティストのRYOKOさんに教わりました。なお、「M・A・C ナショナル アーティスト」とは、M・A・Cの中でも日本に2人しかいないスペシャリストなのだそう。ありがたい経験です!
RYOKOさんには、今期のトレンドメイクもばっちり教わってきましたので、次回、ご紹介しますね。
RYOKOさんInstagram
骨格を知ることが大事
「立体感のあるメイクを実現するために大切なのは、“自分の骨格を知ること”です。メイクでは、シェーディングで影を作り、ハイライトで光を演出します。その時に、自分の骨格に合うように行わないと美しく仕上がりません。たとえばにらさわさんの場合は、頬がすっきりしているので、頬骨の下にシェーディングを入れるとこけて見えてしまいます。自分に合った陰影、つまり、“マイクロコントアー”を意識しましょう」(RYOKOさん、以下・同)
なるほど!
試しに、RYOKOさんご指摘の位置に色でイメージを描いてみたのですが、確かに顔が卵形に近づいたように感じました。なお、使用写真はRYOKOさんにメイクしていただいた後のものです。
「また、目の横付近の顔幅が狭いので、こめかみにハイライトを入れると幅が広がって見え、理想的な骨格に近づきますよ」
2023.03.12(日)
文=にらさわあきこ
撮影=深野未季