夏至の期間に訪れる‟偶然”の神秘とは?
さて、ビーチに戻って桜井二見ヶ浦。ここは「日本の渚百選」や「日本の夕陽百選」にも選ばれている名勝。
砂浜には巨大な鳥居がそびえ、150メートルほど沖には夫婦岩が仲良く浮かんでいます。
夫婦岩といえば、伊勢志摩の二見浦にもあります。こちらでは夏至の前後約1週間は富士山の背後から朝日が夫婦岩の間を昇っていくことで知られています。
そして糸島の桜井二見ヶ浦は夏至の前後約1週間、夕日が夫婦岩の間を通って沈んでいきます。
つまり同じ時期に伊勢志摩の夫婦岩の間から昇った太陽が、伊都志摩の夫婦岩の間に沈む。これも偶然なのでしょうかね?
糸島
●アクセス 福岡空港、博多、天神からJR筑肥線で筑前前原駅まで30~45分。車なら40~60分。バス路線もあり。
●おすすめステイ先 クロスライフ博多天神(天神)
https://www.orixhotelsandresorts.com/concept/crosslife_tenjin/
【取材協力】
●糸島市観光協会 https://kanko-itoshima.jp/
●知っとうかいな糸島編集部
●糸島漁業協同組合
Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2022.12.17(土)
文・撮影=古関千恵子