人気のカフェとカキ小屋は外せない!
桜井二見ヶ浦の伝説のカフェ「ビーチカフェ サンセット」のオープン(1990年)を皮切りに、この店出身スタッフが海沿いに店を出店。
どのカフェも眺めの良さはもちろん、ロンドンバスやウォールアートなど個性的。そして今や九州を代表する音楽フェス「サンセットライブ」を仕掛けたのも、ビーチカフェ サンセットだとか。糸島ブームの火付け役ですね。
また冬の風物詩といえば、“カキ小屋”。毎年10月中旬から4月にかけて福吉・加布里・船越・岐志などの各漁港に、プレハブ小屋のような店が26軒ずらりと登場します。
カキ小屋では新鮮なカキをキロ単位で購入し、自分で焼いてアツアツを食します。25年ほど前、正月前のブリ売りの場で、焼いたカキを売ったのが始まりだそう。
芳醇なミルク感、ぷりっとした食感の糸島カキの美味しさは、地勢が関係しています。背後の脊振山系からミネラル豊富な水が川を伝って海へ流れ込み、暖流の対馬海流の恵みも受けて、すくすくと育った次第。
また、沖の玄界灘は水深が浅い大陸棚が広がり、対馬海流とリマン海流が出会う絶好の漁場。糸島に水揚げされる天然マダイの漁獲高は9年連続日本一! また、一本釣りの“特選本鰆(サワラ)”も、冬に“糸島さわらフェア”が開催され、糸島ブランドの花形です。
「JF糸島 志摩の四季」では、とれたての魚介を山盛りにした海鮮丼がお手頃プライスで食べられます!
2022.12.17(土)
文・撮影=古関千恵子