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旅の締めくくりは800年の歴史を持つ大鰐温泉郷をぶらり

 ゴールの大鰐温泉郷に辿り着いても古津軽の旅は終わりません。ここからは自由時間、800年の歴史を誇る大鰐温泉郷を自由に散策し、古津軽の魅力を見つけます。大鰐温泉もやしラーメンや茶臼餅など名物を食べ歩くも良し、肌にやさしい大鰐温泉の湯を楽しむも良し。自分だけの古津軽を見つけましょう。

 駅のすぐ近くには2004年にオープンした「鰐come」も。日帰り温泉をはじめ、多目的ホール、郷土のお土産コーナーや大鰐温泉もやしなどの地元の特産品を使った料理が味わえるお食事処も。こちらでのんびりくつろぐのもおススメです。

 手軽に楽しめる入浴施設もあれば、歴史の趣きを感じられるスポットも大鰐温泉にはあります。大鰐温泉は800年以上もの歴史があると伝えられており、当時東国を行脚していた仏僧、円智上人が発見したと伝えられています。

 大鰐で寺院を建立していた最中、病に倒れた円智上人が夢の中で「この地に温泉あり。土用丑の日に沐浴すべし」と一人の童子に告げられ、その言葉に従ったところ快復したというのです。

 歴史ある大鰐温泉には、国指定重要文化財に指定されている青森県を代表する本尊を納める大円寺も。こうして、自由に気の赴くままに自転車で大鰐の街を散策しているとあっという間に時間に。

 最後は弘南鉄道大鰐駅から電車で中央弘前駅へと帰ります。ほんの6時間の鬼コ旅だけど、ゆっくりと自分のペースで駆け抜けたからか、たくさんの古津軽に触れ、すっかり津軽衆になれた気がします。

 サイクルエクスプローラーあおもりでは、鬼コ旅だけでなく、「古津軽ウィーク」の期間以外でも、さまざまな自転車旅の提案をしているそう。ゆっくり青森の魅力を体験したい方は是非HPをチェックしてみて。

ミッションを達成すると「オニー」がもらえます

 古津軽ウィークのミッションを達成すると最後にもらえるのが「オニー」。いくつものミッションを達成して「オニー」を集めることで、津軽にまつわるたくさんの豪華賞品も当たるキャンペーンも実施中です(応募締め切りは10月31日まで)。

 写真の鬼コ缶バッチ&ピンバッチの他、特賞の平川サガリ(ハラミ肉に似たさらにおいしく柔らかい希少部位)や鬼コのフィギュアも。

 津軽の楽しさを堪能すればするほど、古津軽グッズも当たり、楽しめちゃう「古津軽ウィーク」。津軽好きはもちろん、津軽未経験こそ楽しいイベントです。

 目指せ、全ミッションコンプリート!

古津軽ウィーク

開催日時 2022年9月16日(金)~10月23日(日)
開催場所 弘前市、黒石市、平川市、西目屋村、藤崎町、大鰐町、田舎館村、板柳町、鶴田町の各市町村
イベントの詳細やプレゼントキャンペーンの詳細はホームページをご確認ください
https://kotsugaru.com/kotsugaruweek/index.html#campaignSection

次の話を読む津軽の手仕事を探す旅へ 農民の生活を支えたこぎん刺しを体験 【青森県・古津軽ウィーク2022】

2022.10.09(日)
文=CREA編集部
撮影=佐藤 亘