「1個で満足してもらえるように」とボリュームもしっかり
定番は「カスタードプリン」。クリームのようなトロトロのプリンが多いなかで、材料を混ぜて蒸し焼きにするという基本を守り、程良い硬さに仕上げてあります。バニラビーンズがたっぷり入ってコクがあり、ほろ苦いカラメルが全体の味を引き締めます。「1個で満足してもらえるように」とボリュームもしっかり。カップのままではなく、ひと手間かけてお皿に出したら、ちょっとリッチなおやつになりました。
チョコレートプリンには、ベルギーチョコを使用。ブランデーにも合うリッチな味わいとカカオのほろ苦さが特徴の、大人向きのプリンです。男性ファンが多いというのも納得。
コクがあって香ばしく、深みのある味わいの「ヘーゼルナッツ」、メープルシロップの優しい香りが広がる「メープル」、ねっとり感と独特の甘みの「かぼちゃ」。さらに、あっさり、なめらかで上品な「豆乳」、「黒ゴマと黒蜜」はコクがあって濃厚。老舗の抹茶を使ってほろ苦く、優雅な味わいが際立つ「抹茶」……。どれも、また食べたくなるおいしさです。
右:左から抹茶のプリン 1個 300円、無調整有機豆乳プリン 1個 250円、黒ゴマと黒蜜のプリン 1個 350円。和テイストの優しい味わい
「秋は、岐阜・飛騨のスクナカボチャや丹波産の栗を使ったプリンを作ります」。産地から直送してもらい、皮をむいたりゆでたり、ていねいに下ごしらえをしているのだそう。夏には、硬さを加減した特製のプリン入りのかき氷も登場。事前に予約すれば、好きなプリンやケーキの中にプリンが入った「プリンケーキ」も作ってもらえます。
2013.10.13(日)