焚き火の時間をより豊かにする北欧式の煮出しコーヒーに挑戦
お湯が沸いたら、煮出しコーヒーを作ります。
「煮出しコーヒーは、スウェーデンの北極圏の人たちの飲み方で、ヤカンに直接粗挽きのコーヒー豆を投入して煮出します。インスタントコーヒーとは対極にある、じっくり時間をかけて作るコーヒーです」
火かき棒などを使ってヤカンの蓋を開け、粗挽きのコーヒー豆を直接投入します。入れる量はフィーリングで。
おいしく作るコツは、小山ができるほどたっぷり入れること。日頃からコーヒーを淹れている人は、「やりすぎかな」と感じるぐらい思い切って入れましょう。
コーヒー豆の上に塩ひとつまみをまぶしてから蓋をして、火から遠ざけて置きます。ここで塩を入れることで、コーヒーのおいしさが格段に変わるので、忘れずに入れましょう。
薪を「雲竜型」から「不知火型」に組み替えて、直火でフライパンを熱します。
2022.05.31(火)
文=田辺千菊(Choki!)
撮影=深野未季