2019年に結成35周年を迎え、今年は再結成20周年!
オルケスタ・デ・ラルスは2019年に結成35周年を迎えていて、なぜその時書かなかったのかと自分で自分が悔しくなる。いや、オルケスタ・デ・ラ・ルス、一度は解散をして2002年に再結成している。つまり今年はリスタート20周年。多少強引だが祝ってしまおう!
コロナ禍では、Facebookにアップされたリハーサル動画が心を熱くしてくれた。2019年3月に配信した「Salsa Caliente Del Japon」のリハーサル映像は世界中で話題を集め、なんとシェア等含め900万回再生!
こんな時代だからこそ、彼らの音楽を聴きたくなる。わかる、わかり過ぎるぞ、世界のみなさん!
ボーカル・NORAのアルバムが5月26日にリリース
オルケスタ・デ・ラ・ルスが面白いのは、カラッとした空気まで届いてきそうなほど「熱い国」を感じると同時に、日本の風流もしっかり楽しめることだ。
「I AM A PIANO(私はピアノ)」「ダンスはうまく踊れない」「さくらさくら」「つぐない」など数々の昭和の名曲をカバーしているのだが、ラテンアレンジだけど独特の世界。日本の四季感や中間色の彩りもチロチロと縫い込んである感じが嗚呼もうナイス風流!! 5月26日には、ボーカルNORAさんのソロアルバム「¡Salud a la vida! ~人生に乾杯~」がリリースされるが、こちらには「シルエット・ロマンス」のカバーも収録されているようだ。彼女の妖艶な魅力とパッション、そして哀愁を堪能できるはず。楽しみだ!
彼らのブレイク曲とも言える「サルサに国境はない」には、自分たちのサルサを受け入れてくれた人達への感謝、音楽の楽しさが歌詞に溢れている。
「私たちの扉を開けてくれて本当にありがとう!」
「サルサに国境はない、音楽にバリアはない」
固い固い心の枷を外してくれる音楽が世の中に溢れている。
これって、なんと幸せなことなのだろう。
確かに、叫ばないなんてもったいない。さあご一緒にラテン化計画に乗ろう。
オーラ・フーゥ!!
Column
田中稲の勝手に再ブーム
80~90年代というエンタメの黄金時代、ピカピカに輝いていた、あの人、あのドラマ、あのマンガ。これらを青春の思い出で終わらせていませんか? いえいえ、実はまだそのブームは「夢の途中」! 時の流れを味方につけ、新しい魅力を備えた熟成エンタを勝手にロックオンし、紹介します。
2022.05.26(木)
文=田中 稲