何もかもが慌ただしいこの現代、心も体もリラックスして、チルアウトしたいですよね。そんな開放的な気持ちにしてくれるミュージックを音楽好きの皆さんにおススメしてもらいました。
今回は「今注目のレコードと〇〇」連載で紹介した「Physical Store」の店長であるChee Shimizuこと清水啓達さんに、「春の青空の下で聴きたい、心が解放されるレコード5枚」を聞きました。
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①小川美潮 『小川美潮』
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80年代に活躍した日本のバンド「チャクラ」のヴォーカリストで、現在もコンスタントに活動を続けている小川美潮のファースト・ソロ・アルバム。
「音楽、歌声、アートワーク、作品の隅々まで春の心地良い風が吹き抜けているかのよう。小川美潮の魅力がたっぷり詰まった、夫婦そろって大好きな1枚です」(清水さん)
②高橋幸宏『四月の魚』
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2020年に惜しくも他界した大林宣彦監督の映画のオリジナル・サウンドトラック。主役をつとめたYMOの高橋幸宏が音楽も担当していることでも話題となった。
「エリック・サティの『家具の音楽』のような佇まいに、高橋幸宏らしいエスプリなセンスが光ります。サウンドトラックとは思えないほど統一感のある作品で、環境音楽のような感覚でいつも聴いています」(清水さん)
2022.05.10(火)
文=渡里友子
写真=今井知佑