独特な世界観に魅了される! 台湾発のユニークな靴下
2022年に10周年を迎える「+10・テンモア」は、台湾の若者に人気の靴下ブランド。創業以来、ユーモラスなデザインの靴下を、次々と世に送り出しています。
その数はなんと100種類を超えるほど! 今回は、その中から気になる新作を紹介したいと思います。
「+10・テンモア」はテーマに合わせた商品作りを続けており、これまでにタイムトラベルや神話、世界の民謡、漢字の部首、海の生き物など、バラエティに富んだテーマを手がけてきました。
最近は博物館や美術館、日本人デザイナーとも組んで、新シリーズを展開しています。その一つが、2021年に発表された「国立歴史博物館」とタッグを組んだもの。
創業者でデザイナーでもある許芝瑞さんによれば、「歴史文物は古くて堅苦しいイメージがありますが、若者たちに手に取ってもらえるよう、工夫しました」とのこと。蓮の花や唐の美女、書画などをモチーフにした明るくキッチュなデザインが目を引きます。
さらに、2022年1月には新シリーズ「イシンデンシン」を披露。これは日本のテキスタイルブランド「JUBILEE」のデザイナー、シミズダニヤスノブさんと一緒に作り上げた作品です。
シミズダニさんとは2017年に台北の展覧会で知り合って以来、工房を訪ねたり、旅行に出かけたり、交流を深めてきたそう。
「いつか一緒に楽しいことをしたいね」と思っていたことから、今回の企画がスタート。コロナ禍で当初の予定よりも大幅に時間がかかってしまったそうですが、めでたく念願のコラボレーションが実現しました。
2022.03.25(金)
文・撮影=片倉真理