下船までの時間を生かして 心身をケア&メンテナンス

 3日目は「身体メンテナンスDAY」。展望浴場「グランドバス」でゆったりお湯に浸かり、窓の向こうの日の出を眺めれば、身も心ものびのび目覚めていきます。

 野菜をたっぷり取り入れた「身体メンテナンスメニュー」の朝食をとったら、能美さんはスポーツデッキへ。新鮮な空気の中で深呼吸しながら、インストラクターの指導のもと、「海ヨガ」を楽しみます。

 ヨガの体験がある能美さんも、海の上で行うのは初めて。「空と海が視界に広がって、開放感たっぷり! 本当に気持ちがいいですね」と晴れやかな笑顔を見せます。

 船の中ではどうしても運動不足になりがち。スポーツデッキやプロムナードデッキに出て、ウォーキングやストレッチで体をほぐすのも、快適な船旅の秘訣です。スポーツ好きの能美さんも海ヨガに続いてファストウォーキング。潮風の心地よさに、ついステップが弾みます。

 河合さんは7階のスパ&サロンへ。窓から海を見渡せる爽快な空間には、エステティックサロンやヘアサロン、ネイルコーナーが揃い、ちょっと疲れた時などに心と体を癒やすことができます。

 ネイルを予約していた河合さんは、じっくり地爪ケアを受けたのち、ポリッシュジェルで華やかな指先に。「このところセルフネイルが続いていたので、サロンでケアしてもらうのは久しぶり。気持ちもほぐれますね」とリラックスした表情です。

 ランチは2人揃ってオーシャンダイニング「春日」のテラス席で。全粒粉やスペルト小麦などのパンを使用した3種のサンドイッチのプレートを、潮風に吹かれながらのんびり味わいます。

 一つひとつの食材の栄養価にまでこだわったメニューに、今回のクルーズのきめ細やかな心配りが感じられます。昨日の贅沢三昧も、ちょっとだけ言い訳できるかも。

お土産選びとショコリキサーでのんびり

 下船までのひととき、二人はお土産を探しにブティック「アンカー」へ。オリジナルのスイーツやステーショナリーなどのほか、マリンテイストのアパレルなども揃っています。「これ面白いね!」と二人が選んだのは、雑誌風のパッケージデザインがユニークなオリジナルチョコレート。

 最後のティータイムは、プールサイドでのんびり寛げる「リドテラス」で。チョコレートのコクと冷たい食感が絶妙なGODIVAの「ショコリキサー」は、スイーツ好きにはたまらない一品。

 また、にっぽん丸のルーツでもある大阪商船がかつて南米航路を航行していたことから、ブラジルの味にちなんで生まれたという「にっぽん丸プルドポークサンド」などの軽食もリドテラスの名物。小ぶりなサイズなので、つい手が伸びてしまいます。

 イベント満載だったツアーもいよいよ下船間近。船内アナウンスを聞いてデッキに出てみると、横浜港がすぐそこまで近づいています。

 二人が「これは映えるよね!」と声を上げたのは、船がベイブリッジをくぐった時。普段は遠くからしか見られないベイブリッジを下から眺める瞬間は、まさに絶好のシャッターチャンスです。

「船旅ならではの絶景を堪能し、おいしいものをたくさんいただいて、本当に非日常を満喫した3日間でした。すばらしい撮影ポイントが満載で、写真好きとしては忘れがたい旅になりましたね」(河合さん)

「クルーズツアーはちょっと年配の方が行かれるものというイメージがありましたが、『Oasisにっぽん丸』のような企画があると、若い女性にもぐっと身近な旅行になりますね。新しい企画にもぜひ参加してみたいです」(能美さん)

 そして下船時にはゲスト全員にプレゼントが。スペシャルディナーなどを監修したソンブルイユから、焼き立てのマカロンが届いたのです。これもまた、女性スタッフが企画した「Oasisにっぽん丸」だからこそのサプライズ。

 思うように旅もできないコロナ禍が続くなか、まさにオアシスのような非日常の体験を満喫したアンバサダーたち。にっぽん丸は、クルーズの楽しさを、二人のような若い世代にとってぐっと身近なものにしてくれるかもしれません。

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2021.12.10(金)
文=張替裕子(ジラフ)
撮影=佐藤 亘