「COMPANY」による現代デザインのマトリョーシカ
ちょっととぼけたようなクマやパンダの表情がなんともいえないマトリョーシカ。
「『COMPANY』というフィンランド人と韓国人のデザイナーユニットが作っています。さまざまな国の伝統工芸に現代のデザインを融合させる彼らの活動が面白くて。
素晴らしい伝統技術を伝え、残すためのユニークな方法だなと思います。シュールな表情で眺めているだけでちょっとクスッとしてしまうでしょう」
私たちはつい、より便利なもの、機能的なものを求めてしまいがち。もちろん、ものを選ぶ時の大切な要素ですが、それだけではちょっと息が詰まることも。
用途はなくても、そこにあるだけで心がなごむ。子どもの頃、そんな気持ちで好きなものを集めていたことを思い出します。
こんな時代だからこそ、心に余裕を持ち、日々を楽しむことを大島さんの部屋は教えてくれるようです。
※表示価格はすべて税込み
イデーショップオンライン
●教えてくれたのは……
大島忠智(おおしまただとも)さん
1998年「IDÉE」入社。飲食事業部門のカフェマネージャー、広報、バイヤーを経て現在は展示会やフェアなどの企画、統括、商品の買い付けやセレクト、商品開発などにも携わる。インテリアを通し、より豊かな暮らし方を模索、提案し続ける。インスタフォロワー数は3万2000人。自宅も公開している。Instagram @oshima_tadatomo
前中葉子(まえなか ようこ)
エディター＆ライター。住宅、インテリア、日用品など暮らしまわりのテーマで雑誌、書籍、広告の制作に携わる。株式会社ビーム所属。ライフワークは富士山の観察。
Column
達人が惚れ込む
暮らしのMY BEST
暮らし上手な方々が日頃愛用している道具や家具をじっくりと拝見！ 選ばれたものたちが、快適な暮らしにどう役立っているのか、その魅力をひもときます。もの選びの参考にぜひ！
2020.10.09(金)
文＝前中葉子(BEAM)
撮影＝平松市聖
