ポーズの美しさが 見ている人を変態にするレベル

 それからというもの、今井 翼のダンス動画を漁るエブリディ&エブリナイト。

 タッキー&翼時代のパフォーマンスも、いちいちポーズが美しいことに今さら感動してしまった。

 「ジャニーズカウントダウン2018-2019」では、メニエール病の症状か緊張か、少しつらそうに胸を押さえ、片足を頻繁に動かしスタンバイされていたが、その姿勢さえキレイとは。

 多分彼は、ナチュラルボーン・ポーズの魔人……。

 ダンスに至っては、太腿の上げ具合とか腰のヒネり具合とか回転のときの顎の残し具合とか、書けば書くほど変態みたいになるのでやめるが、どこで動画をストップしても美しい。

 この「ジャニーズカウントダウン2018-2019」で先輩や仲間たちから、しっかり見送られるという退所の仕方は理想的で、今井翼のお人柄が伺える。この区切りの付け方も美しい。

 遡れば「義経」の那須与一など、与えられるシーンがすごく美しく強い。なんというか、「ここぞというときの神様」に見守られているとしか思えない。

 少年の頃も素敵だが、年を取るごとに熟した果物のようなドロリとした色香が増えていく感じもいいなあ。それが確信できる動画サーフィン、なんと幸せなタイムトラベルなのか。

 40代近くになった今の彼の魅力を例えるなら、姫を守るため旅芸人に変装しコッソリと護衛しているが、気品と鋭い視線がダダ漏れで、ある日訪れた村の長老に

 「アンタ、タダもんじゃないね」

 と見抜かれる騎士的な!

 くっ、なぜ彼のカッコ良さを書こうとすればするほど変態のようになるのか。今井 翼の魅力は妄想に拍車をかけ事故らせる。

2020.08.12(水)
文=田中 稲