こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 新型コロナウィルスの感染対策で外出自粛をしていた間、自宅でできる運動を探した人も多かったと思います。

 私はピラティスの先生に「お尻歩き」を教わったのですが、これがシンプルで行いやすいうえ、骨盤矯正にもなるという良いエクササイズだったのです。

 そこで今回は、お尻歩きの方法と意識したいポイントについて、ご紹介していきます。

●お尻歩きの効果とは?

 まず、「お尻歩き」とは何かといいますと、文字通り、お尻で歩くというエクササイズです。

 私は、外出自粛時に、ピラティスのZoomレッスンを受講したのですが、運動センスのない私には少し難しかったのですね。

 そこで、「もっと簡単にできるエクササイズを」と希望したところ、すすめてもらったのが、お尻歩き。

 「お尻歩きは、どこでも気軽にできる体幹トレーニングというだけでなく、骨盤矯正にもなる」というのです。

 それは、私にうってつけ! なぜなら、私は日頃から体のゆがみを気にしていまして、治すには「骨盤矯正がいい」と聞いていたからです。

 では、教わっていきましょう。

 教えてくれたのは、FTPマットピラティスインストラクターで指導歴12年の、ピラティス講師・井町恵美子先生です。

 「お尻歩きは楽しくできるので、行える環境にあるときは、レッスンに取り入れています。いろんな年齢のみなさんが笑顔で行ってくれるので、にらさわさんにもおすすめです。

 体をほぐすのに効果的ですし、骨盤の位置を正すのにも有効なんです」と、井町先生。

 なお、正しい骨盤の位置とは、恥骨と尾骨が床から同じ高さにあり、立っているときは、その2つを結んだ中心が土踏まずの上に来るものだとか。

「お尻歩きは、骨盤の位置や角度をコントロールする筋力と柔軟性を高めるのにいいんです」

 では、先生に実演していただきながら、姿勢から準備していきましょう。

 なお、今回は行う長さ(距離)の目安になるのと、お尻の骨を痛くしないように、ヨガマットを使用しました。もちろん、マットなしでもOK。

 先生によると、「気が向いたときにパッと行ってください」とのことでした。

●尾骨を引きあげるのがポイント

【姿勢作り】

1:ヨガマットの上に、足をまっすぐ投げ出して座る

 両足はくっつけなくて良く、20センチ程度まで間隔を空けて離もよい。ただし、外股にならないように、膝や足の指を天井に向けておく。

2:骨盤の角度を整える

 横から見て、尾骨が恥骨と同じ高さになるように引き上げる。

3:骨盤をしっかり立てたら、重心を上げるように意識する

 恥骨のすぐ上あたりの肉を、みぞおち方向に持ち上げる。

4:上半身を整える

 尾てい骨から後頭部まで1本の糸で吊られているイメージで、顔が前に出ないようにする。

 両肩を一旦上げてからすとんと落とし、腕をリラックスさせる。

 姿勢ができたら、実際にお尻で歩いていきましょう。

2020.08.09(日)
文・撮影=にらさわあきこ