ちょい足しでおいしさアップ
もうちょい手間かけてもいいかな、という方へ、3点ほど味わいアップのポイントを。
付属のタレに、レモン、またはスダチやカボスをひとしぼりするとグンと風味がよくなり、これだけで手づくり感が増します。
ゴマ油1~2滴プラスもおすすめ。入れすぎるとベトつくので用心してくださいね。
今回は使いませんでしたが、トマトを足したい場合は付属ダレに漬けておくと、トマトもタレ自体もおいしくなります。20分ぐらいを目安に漬けてください。
あと、冷やし中華のおいしさって「麺の冷たさ」が大きいと私は考えます。なので、ちょっと手間増えちゃうのですが、麺を一度冷水でほぐして、ざるで水気をしっかり切ってからタレをかけるとおいしさアップ。
私は夏場、水道水を容器につめて冷蔵庫に入れておき、「冷やし麺をしめる用の水」を常備してます。場所をとるのが難点なんですけどね(笑)。
ちなみに水でほぐせる麺は、そばやうどん、そうめんなどもあり、各メーカーから出ていますよ。余裕があればキュウリやミョウガ、もどしたキクラゲなどを刻んで加えるもよし。冷やし中華もそのときの自分の状態に応じて、いろいろ作り分けていきたいですな。
Column
白央篤司の罪悪感撲滅自炊入門
料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?
2020.08.11(火)
文・撮影=白央篤司