まな板いらず! 切れ味抜群のナイフ
#5 ビクトリノックスのナイフ
完熟トマトを切るときに、力を入れすぎて潰れてしまうこと、ありますよね?
私の印象では、イタリアの家庭では包丁をあまり研がないので、和包丁ほど切れ味がよくないんですよ!(笑)
イタリアのレストランで料理を習っていたとき、トマト用のナイフがあったことに感動しました。
使ってみると、ギザギザした刃がトマトにスッと入り、トマトが潰れたり滑ったりすることもなく、綺麗に切ることができました。
感動的だったので、その日にすぐ購入しました。トマト以外でも、固いパンなどもスムーズに切れるので、本当に重宝しています。
イタリアの家庭では小さなナイフを使って料理する事が多く、ボールの上で小さなナイフを使って野菜を器用に切ったりします。
日本だとあまり見ない光景なので最初は驚きましたが、慣れてくると納得。私もイタリアのマンマのように、にんにくなど小さいものを切るときは、包丁とまな板をあまり使わなくなりました。
このシェービングナイフもそのひとつ。にんにくのスライスや野菜の皮を剥く時に便利です。
ビクトリノックスのナイフは軽いので、アウトドアにもおすすめですよ。
齊藤奈津子(さいとう なつこ)
イタリア料理研究家。TVディレクターとして様々なジャンルのテレビ番組を制作するうちにイタリア料理の素晴らしさに目覚め、2009年、イタリア料理研究家1級を取得し翌年イタリアのフィレンツェへ料理留学。帰国後、イタリア各州の郷土料理を紹介する「イタリア家庭料理教室180℃」を開業。イタリアの食文化、そしてチョコレートを広める活動を続けている。インスタ:@natsukosaito0104
Column
簡単なのに味は抜群! イタリア・マンマの愛情レシピ
郷土料理こそがイタリア料理の真髄! イタリア各地方の郷土料理やマンマの工夫料理を研究している齊藤奈津子さんが、家でも簡単に再現出来る本格イタリア料理のレシピをご紹介します。
2020.07.18(土)
文=齊藤奈津子
撮影=佐藤 亘