J-POP全盛期を彩ったアイドル・歌姫・小室ファミリー
●「wanna Be A Dreammaker」(globe/1998年)
KEIKOがあまりにも気持ち良さそうに歌うので「私も軽々歌える」と大きな誤解をしてしまうglobeの楽曲。
しかし[1]サビで血管が切れそうになる、[2]MARCのラップの時間を持て余し立ち尽くす、という2つのハードルが待っている。
●「ALIVE」(SPEED/1998年)
私がSPEEDに興味を持ったきっかけは、楽曲ではなく、映画『アンドロメディア』であった。
人工知能がテーマだし、なんと共演がDA PUMP。今、ぜひ見返してみたい一本である。
●「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」(小柳ゆき/1999年)
脳と内耳が戸惑ってしまうほど、歌が上手過ぎた小柳ゆき。島国では抱えきれない才能だった気がする。
●「OUR DAYS」(鈴木あみ/1999年)
難解な節回し、しかもキーが高いにもほどがある曲ばかりを提供されながらも、オール地声で歌おうとする彼女のド根性が大好きだった。
●「ふわふわふるる」(tohko/1998年)
小室ファミリーの中でも不思議な個性を放っていたtohko。当時は独特の高い声ばかりに感心していたけれど、今改めて歌詞を追うとかなりHでドキドキする。
2020.05.31(日)
文=田中 稲
画像=文藝春秋