『シティーハンター』が
スクリーンに帰ってきた!
去年の映画はアタリが多かった。「田中さんカメ止め見た?」これを聞かれること十数人。「田中さん、ボヘ見た?」これを聞かれること数十人。
ええ、見ましたとも。『カメラを止めるな!』は前半ハンディカメラ撮影でガッコンガッコン画面が揺れ三半規管が弱い私は酔ったが、途中離脱しなくてよかった。後半の素晴らしく爽やな伏線回収に乾杯グラッチェ!
『ボヘミアン・ラプソディ』ではクイーンのクの字も知らなかった私が「ユーアーザチャーンピヨーン♪」と片手をグーに高く掲げ歌うようになるのだから、いややっぱり映画って本ッ当に良いですね……。
![『メリー・ポピンズ リターンズ』は2019年2月1日(金)より公開中。何だかアメコミ原作映画みたいな邦題だが、原題もこの通りなのだそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/-/img_13827eff2f8aeeb2cfdd9ca45a23b7c6168337.jpg)
そして2月。メリー・ポピンズとともに、あのナイスガイもリターンズ。そう、『シティーハンター』が20年ぶりに劇場公開!!
![「新宿バルト9」のロビーには、顔ハメ看板が設置されていた。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_042924232453e3d9488d8b91373eaa8c231402.jpg)
![こちらは「TOHOシネマズ新宿」の壁面を飾る巨大広告。冴羽獠がゴジラに襲われているかのようである。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/-/img_870b2104d67cc1cb2812bfec80594542139053.jpg)
![歌舞伎町セントラルロードの街灯にはためく冴羽獠の勇姿。地元だけあって、新宿は『シティーハンター』一色である。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/6/-/img_86e7ee5c86b72461617aab2dc6f69445151418.jpg)
このニュースをキャッチした時、心の暗闇に私が大大大好きだったあの歌が走り抜けた。
「ゲッワイエンターフ……」
くっ、思わず小声で歌ってしまったではないか。そう「Get wild」。略して「ゲワイ」。
別件の仕事で全く筆が乗らない私に冴羽獠が、そしてTM NETWORKがこう煽っている。「解けないパズルもある。それよりも君が胸を熱くしたあの曲についてワイルド&タフに書け」と!
前振りが長過ぎて待たせてsorry。J-POP新時代の幕開けとなった一曲。言いきってしまおう。それこそが「Get wild」だと!
2019.02.16(土)
文・撮影=田中 稲
画像=文藝春秋