3 思い切ってまずは、まずはいきなり切る!
先ほどで「切る位置」をだいたい決めたら、まずはいきなり切ってしまいます。
切る髪をすべて指で持ってちらばらないようにして、ハサミを横に入れていきます。
切りたい長さの位置でまっすぐに切るのですが、短く切るのを防止するために、切りたい位置より少し長めのところを持ち、その指下でカットしてください。
4 鏡を見て微調整
切り終わったら、髪を持った手を離してみて、斜めになっていたり、ザンギリになっているところがあったら、鏡を見て微調整します。
5 微調整するために上下の2ブロックに分け、縦にハサミを入れる
次に軽さを出していきます。
前髪を半分にスライスして上と下の2ブロックに取り分けたら、下の髪を横に流してクリップで止めます。
おろした上の髪に、縦にハサミを入れていきます。
だいたい3~4カ所くらいでしょうか。「塊になっているな」と思うところに、ハサミを縦に入れて軽くすきます。
縦に入れる長さは、額や前髪の長さにもよりますが、今回は4センチ程度にしておきました。切る時は、先ほどと同じように手で持ったほうが切りやすく、長さも失敗しづらいです。
6 もう一度上下の2ブロックに分け、縦にハサミを入れる
もう一度、ブロッキングします。
おろした前髪を更に半分にスライスし、再び上の髪だけを残します。
下の髪を横に流してクリップで止めますが、この時、先ほど逆側にクリップを止めることで、左右の長さのバラツキが調整できます。
同じように縦にハサミを入れていきます。今度は2~3カ所くらい、バランスを見ながらより均一にしていきます。
7 「ラウンド」型になるようなじませる
次に、両サイドのクリップも取り外し、たらした前髪と長さをならしていきます。
全体のラインが「ラウンド」型になるように、ほんの少しずつ斜めに切ってなじませます。
前髪とサイドの長さがさほど違ってない人は、この工程は省略してOK。私も最初にセルフカットした時は、特にいじりませんでした。
そして、今の私は前髪の量を少なくしていきたいので、サイドを切らずに長く残しています。なので、私に限っては、めちゃくちゃ段差がありますが、サイドを伸ばしている途中なので、この部分は目をつぶってください。
8 カーラーを巻いて様子を見る
……以上で、カット終了です。続いて、毛先にカーラーを巻いて様子を見ます。
これで、完成です。
もう少し軽さを出したいという人は、ここで微調整してもいいですが、いきなり行うよりは、一度髪を洗ってみて、セットしてから考えてみるのがオススメです。
セットしてみると、もう少し薄くしたいのか、長さを調整したいのか、それとも幅なのかが見えてきます。
また、メイクもするとよりわかりやすいです。
なお、サイドとの差があまりない人は、サイドと一緒にヘアアイロンで巻くと斜め前髪が可愛くできます。ちなみに、私はこの後、微調整して、もう少し軽くしました。
全体を通してのコツとしては、ブロッキングをきちんと行い、前髪は三角になるように取ること。
スライスして2~3ブロックに分けて、少しずつ切っていくことでしょうか。この方法だと、不器用な私でも、細かくハサミを入れ続けなくていいので、やってみようという気になるし、それなりに仕上がります。
なお、ブロッキングの方法は、私はスライスした「下」を止めて「上」を切る方法にしましたが、この方法だと、上の髪が跳ねたり傷んだりするという声もあるようです。
私自身は簡単なので、この方法を取っていますが、気になる方は、「上」をクリップで止めて、「下」から切っていくといいかもしれません。
髪を薄く取って切っていると、「切る量がこんなに少なくて大丈夫かな?」と不安になるかもしれません。そして、ついつい切る量を少しずつ増やしてしまうかもしれません。
でもそれを行うと、予想以上に切り過ぎてしまいやすいです。
最初からいきなりやり切ってしまわずに、少しずつ切っていき、より失敗の少ないセルフカットを実現させましょう。
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2020.05.03(日)
文=にらさわあきこ
撮影=にらさわあきこ、平松市聖