「AIR吉野家」が機内に広げる笑顔
JALでは、ハワイ以外の路線の機内食も充実している。
エコノミークラス、プレミアムエコノミークラスでは、「~若き料理人たちによる機内食~ RED U-35」と名づけられた機内食で、新たに4人の若手シェフを加え、6人のシェフたちの監修による、車麩と鶏肉の玉子とじ丼やハヤシライスなど、バラエティ豊かな機内食を用意している。
「RED U-35」とは、35歳以下の料理人たちのコンテストで、6人のシェフたちは上位入賞者だ。ちなみに、生江シェフはこのコンテストの審査員を務めている。
また、好評のため第29弾となったAIRシリーズでは吉野家の牛丼を採用。吉野家の秘伝のタレで仕上げたこだわりの牛丼「AIR吉野家」を提供している。11月末までの3カ月限定だ。
実は私は、AIRシリーズの初期にこの「AIR吉野家」を機内でいただいたことがある。トレーが配られ牛丼の香りが漂ったとき、機内に笑顔が広がったことが印象的だった。
ファーストクラスとビジネスクラスでは、『ミシュランガイド熊本・大分2018特別版』で1ツ星を獲得した熊本の「洋食の店 橋本」が監修したJALオリジナルチキンカレーを提供している。長距離フライトの2回の機内食の間にお腹が空いたとき、軽い食事で済ませたいときなどに有り難いメニューだ。こちらの提供期限は未定。定番になるかもしれない。
ビジネスクラスのセルフサービスコーナーでは、プレスバターサンドの提供が始まった。はさみ焼き製法で焼き上げたボックス型クッキーの中にクリームとキャラメルが入っているスイーツだ。こちらは2019年2月末までとなる。
次の旅では、機内食の味で航空会社を選ぶというのも選択肢のひとつ。食事は旅の楽しみのなかでも比重が大きい要素なのだから。
日本航空
L' Effervescence(レフェルヴェソンス)
RED U-35
Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
2018.09.22(土)
文・写真=たかせ藍沙