牛ヒレのシチューには
白い茹でパンを添えて
メトロに乗って次の店、ビストロの「カプロヴァ8(Kaprova 8)」に向かう。ここでは「スヴィチュコヴァー」というチェコの名物料理、牛ヒレ肉のシチューが出た。「クネドリーキ」という白い茹でパンを添えるのが定番だ。チェコのワイン名産地・パーラヴァの白ワインのテイスティングも。
プラハの地元民でないとなかなか歩けないような通りをマーティンさんがいろいろ見せてくれる。地元っ子で大賑わいの人気ビアパブ「ロカール(Lokál)」は、激混みで残念ながら素通り。
目指すのは、これまた地元の買い物客で賑わう通りにある精肉店「ナシェ・マソ(Naše Maso)」と、向かいのサンドイッチ店「ビストロ・シスターズ(Bistro Sisters)」。
“私たちの肉”という意味の「ナシェ・マソ」は、マーティンさんがかつて勤めていた店。この辺りは、本当に彼の地元の味自慢。
「最後はデザートタイムです!」とマーティンさん。
「ルカーシュ・スカーラ・ツックラージュ(Lukáš Skála Cukrář)」は、元インターコンチネンタルホテルのペストリーシェフが開いたお店。チェコの伝統的なスイーツをモダンにアレンジして出している。確かにおいしい! 別腹すらパンパンに膨れるほど食べた。
「テイスト・オブ・プラハ」のフードツアーは、伝統的なチェコ料理店を回る2,500チェココルナのツアーと、食通向けの2,700チェココルナのツアーの2種類。
プラハでの滞在期間などを入力してオンラインで申し込むと、この4時間のツアーにいつ参加したらいいかを調整して決めてくれる(基本的には2名以上から、プライベートツアーは別アレンジ)。
プラハの有名観光スポットとはまた違う、地元の最新のおいしい店を効率よく回れて、お腹いっぱいになる(つまりお腹を減らして参加すべき)ツアーだ。
Taste of Prague(テイスト・オブ・プラハ)
2018.08.07(火)
文・撮影=小野アムスデン道子