ようやく、夏が終わる気配ですね。手土産は、季節を少しだけ先取りしたものを選んで、お届けしたいもの。というわけで、今回ご紹介するのは焼き菓子です。
この連載コラムで何度か言いましたが、私は大の焼き菓子好き。そんな私が自信をもっておすすめする、横浜市青葉区にある『ピュイサンス』のディグザソー(1ホール1400円)です。
ガトー・バスクというお菓子はご存じでしょうか。フランスとスペインの国境近くのバスク地方の伝統的な、バターたっぷりの生地の焼き菓子のこと。
で、ガトー・バスクにサクランボの入っているのが「ディグザソー」。ディグザソーというのは、フランスの地名で、そこはサクランボの名産地のため、このお菓子の呼び名になったようです。
このディグザソー、見た目より重さがあります。バターと粉と卵と砂糖を贅沢に使った“みっちり感”。そのリッチな生地から立ち上る香りは、焼き菓子ならではの至福の香りです。
ひとくち食べると、ま~、おいしい! サクランボの甘酸っぱさが、ちょっと塩味のある生地とすばらしく合うんです。「ここはフランスですか?」という味です!
2012.09.04(火)