クッキーやランチにも注目!

 クッキー類にも注目。卵や乳製品を使っていなかったり、グルテンフリーだったり、アレルギーの人にも喜ばれています。

クッキー。左から「ごまごま畑のクッキー」「きなこ」「かりぽりごまきなこ」「玄米クッキー」「がりぷちばー」1袋各250円。
シンプルでかわいいパッケージ。

 「ごまごま畑のクッキー」は、卵、乳製品不使用。「お客様に、ごまだけをどうやって固めたんですか? と聞かれる程、ごま感たっぷり」と清生さん。

 「きなこ」も卵、乳製品不使用。ほんのり甘くサクサク、噛むうちに、きな粉の香りが広がります。

 「かりぽりごまきなこ」も、卵、乳製品不使用です。香ばしさときな粉の風味でカリポリ食感。

 「玄米クッキー」も同じく、小麦粉、卵、乳製品不使用。コリッ、カリッ。しっかりした歯応えがクセになります。

 「がりぷちばー」は、米粉と玄米粉使用でグルテンフリー。ひえ、粟、トウモロコシ粉が入っていて、コリコリ、しっかりした歯応え。

 それぞれ、ユニークな食感と味わい。コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶にも合うおいしさ、香ばしさです。

カフェメニュー「スコーン」420円、季節のクリーム(写真は紫芋)と共に。

 焼き菓子は、ぜひカフェで楽しみたい。

 「スコーン」は、オートミールや全粒粉などが入っていてザクザクした食感。添えられた季節のクリームを付けて食べれば、ほんのり優しい甘さで、小麦の風味が広がります。

カフェメニュー「タルト」430円。あんぽ柿とカカオのタルト、豆乳のアイスクリームと。

 「あんぽ柿とカカオのタルト」は季節限定のメニュー。柿のほのかな甘みとカカオの香りのハーモニーが新鮮。しっかり焼き込まれた香ばしいタルト台が美味。ココナッツミルクのアイスクリームもよく合います。他にも「りんごのタルト」や「紫芋のタルト」など、季節の素材を使って色々なタルトが登場するそう。

 カフェのランチメニューもご紹介しておきましょう。

 「ひねもすクリームと野菜のサンド」は、ネーミングどおり野菜がたっぷり。ひじきも入っています。モチモチサクサクッとした食感のぱんとのバランスもよく、クリームチーズみたいなクリームのおいしさが際立ちます。サラダのドレッシングやピクルスも、もちろん自家製。

カフェメニュー「ひねもすクリームと野菜のサンド(サラダ、ピクルス、スープ付)」850円。

 「たまごサンド(卵不使用)」は、卵を使っていないので、アレルギーの人も安心。優しい味わいで、むっちりしたぱんとの相性も抜群です。

カフェメニュー「たまごサンド(卵不使用)/サラダ、ピクルス、スープ付」800円。

 他にも人気のお肉を使わないバーガーや、「べじちーずぴざ」「ぱんけーき」もあり、気に入ったぱんを買ってドリンクを注文してもOK。日替りのスープに自然栽培のコーヒー、玄米コーヒーなど、からだに優しいものばかり。うれしくなってしまいます。

 カフェのコーヒーマグやスープカップ、デザート皿は、ビル3階にある陶芸教室で手作り。色にもこだわっています。

左:店内カフェコーナー。 右:カフェコーナーの棚。

 「お客様にひねもす(一日中)朝、昼、おやつに、おいしいぱんと焼き菓子を食べていただきたい。ここでのんびり、まったり過ごしていただけたら」。ひねもすぱんのことを考え、作り続ける清生さんです。

ひねもすぱん
所在地 大阪府枚方市堤町10-24 鍵屋別館102
電話番号 090-5963-0590
http://ひねもすぱん.com/
https://www.facebook.com/hinemospan/

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2018.03.25(日)
文・撮影=そおだよおこ