コンシェルジュのきめ細やかさは
まさに感涙もの

いまやベトナムの顔になった人気のチョコレート「マルゥ」。ホテルに近いカフェでも売っていたが、本店はやはり品揃えが違う。

 前回の訪問は、初ホーチミンシティだったこともあり、いろいろ知りたい街情報があった。月並みではあるけれど“フォーを食べたい!”とか、“チープなお土産物じゃなくて、ハイクオリティの刺繍ものや漆器が買える店を教えて!”とかです。

 で、これに関しては、ベルボーイふたりがかりで一生懸命、PC開いて調べてくれました……それ、自分でも調べてるのだけどね……。

 とまぁ、そんな状態だったわけで。でも、その懸命な様子に好感を覚えたのが前回。

ホーチミンシティ2区はいまや建設ラッシュ。ザ・レヴェリーからは川を渡って15分くらいだが、またちょっと趣の違う街並みが楽しめる。

 今回は、最新のエリア、ショップについての確認が取りたかった。

 ホーチミンシティのショッピングエリアは、ザ・レヴェリーのある地区に集中している。ホテルのあるドンコイ通りがいちばんの目抜き通りだ。でも、新興の開発エリアに小洒落た店が出現してきてもいるようだ。

 何軒かのリストを持って、コンシェルジュデスクへ。リストと要望を伝えて、ランチ食べたら戻ってくるから、それまでに調べといてねとお願いしたのが、朝10時。

 2時過ぎに戻ってくると、それはもうパーフェクトな回答が待機という状態。リストをマーキングした地図のコピーが用意され、そこにはさらなるおすすめの店も何軒か加えられている。かんたんに説明をしてくれ、最後に自分の携帯番号を書き添えて、道に迷ったり困ったことがあったら連絡するようにとのこと。素晴らしい。

交通インフラがまだ整っていないので、タクシー料金が安いのはありがたい。

 次は、ベルボーイ登場。英語をほとんど話さないタクシードライバーに、リストを見せながら、これを回って、最後にまたホテルに帰るように交渉してくれる。そう、時間もないし、離れたエリアに行くのでタクシーを数時間チャーター。2,000~3,000円でお釣りがくるので、この方法はおすすめだ。

2区にはオープンしたばかりの「丸亀製麺」のお店も。向かい側はフォーの専門店だったので、静かに麺対決が行われているもよう。

 順調に新しいエリアを探索し、いくつかショッピングも楽しみ、最後有名なチョコレート屋へというところで、なぜかジモティ集まる食べ物屋の前で止まるタクシー。住所はあってるという仕草のドライバーに、やれやれと思うものの、そうだ! とコンシェルジュに電話をして解決という結末。いやもう、おみごとの一語に尽きるコンシェルジュの神対応だった。

ザ・レヴェリーのコンシェルジュに頼むと「アートツアー」の手配もしてくれる。キュレーターと一緒に数軒のギャラリーを巡るのだが、ベトナムのアートは深くその歴史、とくにベトナム戦争に関わってくるので、そうした話を聞く意味でも興味深い。
クラシックなベスパで巡るホーチミンシティなんていう楽しいツアーもある。適度なスピードで走ってくれるので全然怖くないし、楽しいのでぜひ挑戦を。こちらもコンシェルジュに頼めば申し込んでくれる。

 バイクの街ホーチミンシティを、べスパに乗って駆け巡ろうというツアー「ベスパ・アドベンチャー」も。

Vespa Adventure
(ベスパ・アドベンチャー)

所在地 169a De Tham, District 1, Ho Chi Minh City
電話番号 0938-50-0997
http://vespaadventures.com/

The Reverie Saigon
(ザ・レヴェリー サイゴン)

所在地 Times Square Building 22-36, Nguyen Hue Boulevard & 57-69F Dong Khoi Street, District 1, Ho Chi Minh City
電話番号 028-3823-6688
http://www.thereveriesaigon.com/

【日本での予約・問い合わせ先】
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド

電話番号 0120-086-230

2018.01.30(火)
文・撮影=大沢さつき