サンバルを使った料理、大集合！
マレーシアには、ナシレマッ以外にもサンバルを使った料理がたくさんあります。まず、サンバルとの相性がいいのは海鮮類。イカや海老を炒めたり、蒸した貝のタレにも。
イカのサンバル炒め。サンバルで甘辛味に仕上げた海鮮炒めは、冷たいビールにもぴったり！
貝のサンバル添え。サンバルをタレとして使うことも多い。この場合、炒めていない“生サンバル”を使うこともある。
野菜炒めにもサンバルは必須。空芯菜、おくら、なすが定番の野菜で、強火でサンバルと合わせてサッと炒めれば、あっという間にマレーシアの味になります。
空芯菜のサンバル炒めは、マレーシアの野菜料理の定番中の定番。
ほかにもラーメンの“辛味ダレ”のようなサンバル使いや、料理と一緒に提供される“薬味”的な使い方も。
カレー麺、サンバルの小皿付き。辛みやコクを加えたいときにサンバルを入れる。
ナシパタヤ(ナシゴレンの卵包み)にサンバル。味にアクセントを加えたいときにサンバルを垂らしながら食べる。サンバルがあれば、ご飯がどんどんすすむ！
マレーシアの万能調味料サンバル。サンバルという名前がついた料理があれば、それはマレーシア定番の味、ということ。さらにいえば、マレーシア料理をおいしいと思っているあなたは、このサンバルに魅せられているのです！
NOサンバル、NOマレーシア料理。
この魅惑の調味料をぜひ体験してみてください。
マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://www.malaysiafoodnet.com/
Column
マレーシアごはん偏愛主義！
現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。
2017.06.13(火)
文・撮影＝古川 音(マレーシアごはんの会)
