ルフトハンザのキャビンにはトイレがない?
ギリギリまでラウンジでくつろいでから機内へ。前夜にホテルでウェブチェックインをした際には座席はパラパラと空いていたのに、搭乗後はほぼ満席となっていた。ここからミュンヘンまでは約8時間。ナイトフライトということもあって、よく眠れるように窓側の席を確保した。
そうこうしているうちに、定刻より1時間半ほど遅れて上空へ。すると機内アナウンスで「この機材のキャビンにトイレはありません」と。「えぇっ!!」と驚いていると「中央の階段を降りた下にあります」とのこと。よかった、8時間もトイレを我慢できない(笑)。階下にトイレがあるフライトは初めてだったので、なんだか楽しみになってきた。
右:広くて清潔なトイレの個室が、階段を降りて右に2室、左に3室ある。
機材はエアバス社A340-600。開閉式のフェンスを開けると階段があり、階下にはトイレの個室が5室。トイレ待ちの全員が1列に並ぶので、最初に空いた個室を順番通りに利用することができる。誰かがなかなか出てこなくても他の個室が空けば使うことができるのだ。
長時間待つこともない。中も広くて使いやすい。これなら安心してドイツビールを楽しむことができるというもの。
ということで、まずはドイツのビール、ヴァルシュタイナーとプレッツェルをいただく。ラウンジでたっぷり食べたので、夕食は少なめに済ませて就寝。時差もあってニューヨークではあまり眠れなかったのでぐっすり休むことができた。
右:夕食はポークソテーを選んだ。ビールによく合う。
到着前の軽食はフルーツとマフィン、シリアルバー。最後にコーヒーを飲んでリフレッシュ! 到着後にはラウンジでシャワーを浴びてから友人と会おうと決めた。
でもその前に、CAさんにお願いして、ミュンヘン到着後に、特別にファーストクラスを見せていただくことに。他の皆さんが降りたところで前方に移動した。
ファーストクラスは、やっぱり広くて魅力的。エコノミークラスに比べて、座席のレイアウトもデザインも、航空会社による違いが大きいので、見せていただくだけでも楽しい。これが負け惜しみにならないよう(笑)、いつかルフトハンザのファーストクラスにも乗りたいと思ったのだった。
2016.11.22(火)
文・撮影=たかせ藍沙