つかの間のミュンヘンで旧友とビールランチ!

ミュンヘンに到着後は、すぐにルフトハンザのセネターラウンジへ。最近新しくできたそうで、大きな窓があるゆったりした空間が心地いい。写真右手奥にあるのはバーカウンター。

 ミュンヘンに着くと、ラウンジへと急いだ。昨日、天気のいいニューヨークを歩き回って、そのまま空港に向かってナイトフライトに搭乗したので、リフレッシュしたかったのだ。到着が遅れたものの、友人が車で迎えに来てくれる時間には少し余裕があった。

サラダのコーナー。ディスプレイが華やかで美味しそう。野菜スティックにソーセージが刺さっているのがドイツらしい。

 ここでもスターアライアンスゴールドのステイタスでルフトハンザのセネターラウンジに入ることができた。食事も美味しそうだけど、シャワールームに案内してもらった。身支度を整え、入国審査を通って待ち合わせの到着ロビーへ。

 スーツケースは羽田までスルーでチェックインしておいたので、ここではピックアップする必要がない。ただ、ニューヨークは天気がよくて、歩いていると汗ばむくらい暖かかったのにくらべて、ミュンヘンでは日中の最高気温が10度前後。ウールのカーディガンとダウンコートを機内持ち込みのバッグに入れておいた。

 「久しぶりー!」と友人とハグし、駐車場へ。街までは車で40分ほど。車で迎えに来てくれたことに感謝しつつ、積もる話であっという間に市内に着いた。ここまででもう昼を過ぎていたので、駐車場に車を置いてレストランに向かった。

左:アンデックサー・アム・ドームのテラス席。かなり寒かったのだけど、ダウンコートを着て座っているグループが!
右:かわいい民俗衣装のフロアスタッフが出迎えてくれた。

 「アンデックサー・アム・ドーム」は地元でも人気の郷土料理レストランで、1階にはテラス席、立ち飲みOKのテーブル、相席のテーブルがあり、階下にもテーブル席がある。地下の壁には多くの有名人の写真がビッシリと飾られていて、レストランの人気ぶりがうかがえた。私たちが着いたのは午後2時近かったのに店内はほぼ満席だったが、タイミングよく空いた席に座ることができた。

左:まずはビールで乾杯! これで普通サイズ。500ミリリットルだ。
右:ミュンヘンがあるバイエルン州の名物料理、シュヴァイネブラーテン。豚肉をローストしてからダークビールを使ったグレービーソースで煮込んだものだ。カリッと香ばしい皮が載っていてこれもまた美味しい。付け合わせの丸いポテトはクヌーデルという、マッシュポテトを小麦粉と混ぜて丸くしたもの。もっちりしていて見た目よりもずっしりとお腹にくる。

 民俗衣装の女性が出迎えてくれたので、「うわっ、まさにドイツ!」と嬉しくなった。オーダーしたのはミュンヘンがあるバイエルン州の郷土料理だという豚肉料理。もちろん、ビール、ザワクラフト、プレッツェルとともにいただいた。

Andechser am Dom(アンデックサー・アム・ドーム)
所在地 Weinstrasse 7, 80333 Munich, Germany
電話番号 089-24292920
http://www.andechser-am-dom.de/

短い時間だけれど少しだけ散策。重厚な市庁舎に花が飾られていてほっこり。
街中でみかけた木製自転車。デザインが秀逸でかっこいい!

 私がエコノミーの機中2泊だということを聞いて、彼女の部屋で仮眠を取れるようにと準備していてくれたけれど、おしゃべりが楽しくて、その後に少し街を見せてもらって買い物をしたら、あっという間に空港に向かう時間になっていた。思いがけずミュンヘンに立ち寄ることができて、特典旅行のありがたさをしみじみ感じたのだった。

2016.11.22(火)
文・撮影=たかせ藍沙