僕にとっての揺るぎなき世界一の「パンケーキ」

僕にとって、世界一の「パンケーキ」はここ。。

 そしてそして、誰が何と言おうが僕にとっての揺るぎなき世界一の「パンケーキ」の登場であります!!

 枚数を1~3枚の中からチョイスできますが、わたくし的には2枚がベスト!

 それでもちょっとボリューミーですが、 欲張りものとしてはやはり2枚重ねたやつを、フォークにぶっさしてがぶりといきたいところであります!!

 はっきり言って「パンケーキ」にはまったく興味がないんですが、ここのは一度口にして以来あまりの衝撃で、「パンケーキ」のイメージが180度変わってしまいました。

 どうやったら、こんなにも口に入れた瞬間とろけてしまうほどフカフカ&パフパフ(また塩気が絶妙!)になるもんなんでしょうか?

 こんなにも美味しい「パンケーキ」がこの世に存在するなんて!! 今まで食べてきた「パンケーキ」は何だったのか? はっきり言ってめちゃショックでありました。

 一見トゥーマッチな感じのする「ハンバーグパテ」と「パンケーキ」ですが、俗に言う塩気と甘みのハーモニーとでもいいましょうか、びっくりするほど合うんだなぁ~これが!!

 わたくしのまわりにいらっしゃるハワイ好きな著名人たちの間でも、わざわざこれを食べるためだけでハワイに行きたいという方々が多いのも納得できるわけであります!!

 おそらく、本当に価値観を変えるこの愛情のこもった「パンケーキ」に出会ってしまったら、もう日本中をブームに巻き込んだ行列をつくるワイキキのパンケーキ店や、いまだ雑誌やメディアで絶賛され続けているものの、場所や店舗だけならまだしも「魂」までもどんどんリニューアルしていくようにさえ感じるカイルアの某パンケーキのお店あたりに2時間も待たされてでも食べに行くなんてことは誰もがしなくなるに違いありません(あくまでもわたくしの独断と偏見ですが……)。

 とは言え、パンケーキ好きでもないわたくしがここまでこの店を愛する真の理由は、その素朴な味ももちろんの事、やはり何十年も働き続けている従業員達や、おじいさんおばあさんの時代から孫、ひ孫の代まで通い続けている常連さん達が作り出しておられる、慌ただしい中にもゆっくりと積み重なって流れている時間や歴史を、まるで古い8ミリ映画を見ているのような感覚で目の前で実体験できるからなんだと思います。

店の外装は、レンガ調のNY風。

 パン屋さんコーナーの内装がやや木目調になって 気持ち高級感が出たり、店の外装がレンガ調のNY風になったりと、さすがに古い建物なので微妙なリニューアルはちょこちょこされておりますが、ここだけはいつまでもいつまでもこのままで、このスタイルで、いつ帰ってきても、幼き頃から夢見ていた古き良き「リアルハワイ」を感じさせ続けてくれる、昔好んで読みあさった「喜多嶋隆」の小説に出てくるような僕の永遠の憧れのコーヒーショップでいて欲しいものございます。

2016.06.16(木)
文・撮影=小川カズ