エコノミーでもアメニティ付きの快適フライト

往路のアメニティ。ポーチとリップクリームは、シアバターを使った保湿力の高いコスメで定評があるフランスの「インスティテュート・カリテ」。以前は別途配られていたスリッパは、ポーチの中に折りたたまれて入っていた。ちなみに、帰路はポーチとリップクリームがスイスの「ショパール」だった。

 日本からイスタンブールへの直行便は、2016年1月現在、成田国際空港と関西国際空港から毎日、ターキッシュ エアラインズが飛ばしている。今回利用したエコノミークラスでは、約12時間のロングフライトを、快適に過ごすことができる様々な工夫がなされている。

 まず、特筆すべきことは、エコノミークラスなのに、アメニティが配られるということ。ターキッシュ エアラインズのアメニティは、その充実した内容と独創性が高く評価されている。今回も、エコノミーながら行きと帰りでデザインが違った。中身は同じで、アイマスク、イヤウイスパー、歯ブラシと歯磨き粉、リップクリーム、ソックス、スリッパだ。

左:フライングシェフ。機内で簡単な料理の仕上げ、盛りつけなどをしているのだけれど、エコノミークラスの食事だと運んでくれるだけになる。とはいえ、この姿で運んでくれると何だか美味しく感じてしまう(笑)。
右:前菜は、鶏むね肉となすフライのトマトソース、私の好きなトルコ料理のひとつ、キュウリとヨーグルト。メインは、鶏むね肉のグリル、ペンネトマトソース、ズッキーニのソテー。デザートはプリン。食事のお供はトルコのビール「エフェス」。このビールはオススメ!

 また、通常はビジネスクラスに乗務しているフライングシェフが、エコノミークラスにももうひとり。シェフが運んでくれるというだけで味が美味しくなる気がするのは、きれいな盛りつけのお料理が美味しく感じられるのと同じ効果があるのでは、と勝手に理解してしまった(笑)。もともとターキッシュ エアラインズは、機内食が美味しいと定評があるのでなおさらだ。

イスタンブールのターキッシュ エアラインズのビジネスクラスラウンジは、アトリウムを中心とした2階建て。
トルコらしい装飾が施されたインテリアが美しいアッパーフロア。機械仕掛けのピアノが音楽を奏でてくれる。

 イスタンブールの空港ラウンジは、エコノミークラス搭乗客は使えないが、今回は、個人的に持っていたスターアライアンスのゴールドカードを使って、ラウンジを利用した。すると、以前はなかった、人の手によるマッサージのサービスが! ただし、2階建ての広いラウンジに、マッサージ師はひとりだけなので競争率は高い。

ラウンジに着いたら、まずはこの方を捜そう!
それぞれのフロアで作りたてのトルコ料理を楽しむことができる。もちろん、キョフテも!

 マッサージを受けたいなら、ラウンジに入ったらすぐに白い服を着たマッサージ師を探そう。女性のマッサージ師のこともある。見つけたら直接マッサージ師に、待ち時間を聞き、自分が座っている場所を伝える。ひとり10分なので、5人待っていれば50分後となる。搭乗時間に間に合うようならOKだ。今回、私は施術してもらう時間がなかったけれど、とても気持ちよさそうだった。もちろん無料!

 機内サービスもラウンジサービスも、毎回新しい発見があるターキッシュ エアラインズ。また近いうちに利用したいと思いつつ帰国した。

これも2015年の新しいサービス。ビデオゲームコーナー。

【取材協力】
ターキッシュ エアラインズ

URL http://www.turkishairlines.com/en-jp

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
https://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2016.01.12(火)
文・撮影=たかせ藍沙