バリエーション豊富なコッペパンサンド
そのコッペパンを使って、Chaさんが自店で何より出したかったのが「あんバター」。北海道産の小豆を使った粒餡は、甘さ控え目で、粒感がしっかり。有塩のバターをやや厚めにスライスして、たっぷりの餡と一緒にサンドしています。口の中で、あんこの甘味にバターがゆっくりと溶けて塩気が混じり、優しいパン生地とひとつになります。奥深いおいしさが広がって、ほっこり、懐かしい味わい。
「キャベツたまご」は、Chaさんの家庭の朝食メニューだったのだそう。たっぷりのキャベツを炒めて卵でオムレツ風に。ボリュームたっぷりで、とても食べやすい。キャベツと卵の優しい風味がこのパンによく合います。
「ハンバーグ」は、神戸の名店『グリル一平』のレシピを教わり、手作りしています。本格的な煮込みハンバーグを食べる感覚の贅沢な一品。凹凸のある丸い形のハンバーグはしっかりした歯応え。
右:「コッペパンサンド」カレー400円。
「カレー」は、大阪・肥後橋のレストラン『ナビン』の本格的なインドカレーを使用。そのスパイシーさをコッペパンがまろやかにします。これもまた、ボリュームたっぷりで、ランチにもいい。
「手作りジャム」は、季節のフルーツを使って作るジャムをはさんでいます。リンゴやイチゴ、ミカンなど、産地や生産者にこだわった無農薬や有機栽培の果物を使ったジャムは、果物そのものを食べるようなフレッシュな風味が特徴。時にはミルクジャムも登場するのだとか。
「チョコレート」は、ヘーゼルナッツチョコをスライスしてサンドしているだけですが、とてもリッチな味わい。香り立つチョコがふんわり優しいパンによく合っています。芦屋の紅茶専門店『ウーフ』の紅茶との相性も抜群。
コッペパンサンドは持ち帰りもOK。「オーブントースターを温めておいて、スイッチを切ってから入れて温めてもらうと、おいしく召し上がっていただけます」。
2015.01.25(日)
文・撮影=そおだよおこ