見どころは館外にも! 遺跡の由来「尖石さま」
茅野市尖石縄文考古館の魅力は館内にとどまりません。

歩いて5分ほどの場所に遺跡の名前の由来となった巨石「尖石さま」が祀られています。その石の形が磨製石斧を研いだ跡があることから尖石と呼ばれ、縄文時代に共同の砥石として使われた、あるいは信仰の対象とされたと考えられています。
与助尾根遺跡では竪穴住居が復元
そして、考古館の隣接地にはさらなる集落跡地「与助尾根(よすけおね)遺跡」が。与助尾根遺跡は、宮坂英弌氏によって縄文時代中期の住居址28箇所が発掘された場所。

現在は同じ時期に存在した可能性のある複数の竪穴住居が復元され、竪穴住居は実際に中に入ることができます。内部は夏場でもひんやり。縄文時代の人たちの知恵に驚きます。
2025.10.06(月)
文・写真=石川博也