この記事の連載

少し深さのあるものは、薬味入れにも!

 ガラスの小皿で少し深さのあるものは、薬味入れにもおすすめ。細切りにしたしょうがの酢漬け、ねぎやパクチーの刻んだのなど、数種を置いておくと卓が華やぎます。

 水餃子やしゅうまいなどの点心を食べるとき、私はよくこうやって使っています。熱いものの隣にガラス皿のアクセサリー、というのが楽しい。

 今回使ったガラスのうつわは、京都のアンティークショップなどで買い集めた小皿類です。わりと手ごろな値段で手に入るものも多いですよ。もちろん現代の製品でそろえても同じように楽しめます。ガラスのうつわを上手に使って、夏だけでなく四季の食卓を自由に彩ってください。

白央篤司

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)がある。
Instagram @hakuo416

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Column

うつわのある暮らし

食を彩る素敵なうつわとともに日々を過ごす。憧れるけどなにから始めたら? フードライターの白央篤司さんが、「うつわのある暮らし」を始めるヒントを探りに、うつわの専門家を訪ねました。

2025.08.27(水)
文=白央篤司
撮影=平松市聖