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おくらやもずく、ツルッと食べたいおつまみは特にガラスの小皿に合う

飲み物に添えるといえば、おつまみをあえて少なめに小皿に盛るのも、見た感じにすっきりとしていいものです。今回は小さめに切った南蛮漬けと、おくらの甘酢和えを盛ってみました。おくらの和えもの、あるいはもずくなど、そのまま口に持っていき、ツルッと食べたいおつまみなどは特にガラスの小皿に合いますね。
ちなみに冷酒を入れているのは剣先コップと呼ばれる、日本の古いガラス製品です。口当たりのよさが魅力的で、各地で見つけたら集めているんです。クラシックな雰囲気が漂ってきませんか。

おつまみを盛るといえば、ガラスの小皿で私がやりたくなるのはミニ冷奴。豆腐一丁を全部同じ薬味や味つけで食べたくないとき、少しずつ切り分け、キムチとトマトの和えたの、山形の“だし”のっけ、塩とオリーブオイルにすだち添え、なんて感じでアレンジして、ちびちびとつまんで楽しんでいます。
直径7センチぐらいの小皿にふた口分ぐらいの豆腐をのせて、トッピングはお好みで。洗い物は増えるけれど、見た目のきれいさや遊び心を優先したい日もありますよね。このぐらいの小皿だと、そのまま箸置き的に使うのもいいです。

2025.08.27(水)
文=白央篤司
撮影=平松市聖