“ウナギに合う自然派ワイン”とは?

今日の相方はソムリエが選んだ“ウナギに合う自然派ワイン”。キンと冷えた白ワインは優しい飲み心地で、南蛮漬けや鰻肝など個性的な料理たちをも軽やかに受け止め、タレ系のつまみは赤ワインがコクのある甘さを引き立ててくれます。
店主の村上さんは松山で大人気のウナギ専門店「うなぎ小椋」で7年、店長も務めたという実力派。小椋の前は日本料理店で7年修業していたそうで、その時の知識と経験が創意工夫をこらしたウつまみや、丁寧なウナギの仕込みに生かされています。どのウつまみも上品できれいめ、繊細な味わいがナチュラルワインと響き合います。
「ワインがすごく好きというわけではなかったのですが、道後のワインバー『麻とき』で自然派ワインを飲んだ時に感動してしまって。開店からずっと『麻とき』にウナギと合うワインをセレクトしてもらい、セラーにストックしています」

ワインは白、オレンジ、赤が常時2種類ずつグラスで楽しめ、ボトルも多数。ひとりで軽くちょい飲みもいいし、ワイン好きと集まっても満足できる品揃え。ワイン以外にも、ウナギに合わないわけがない「自家製山椒サワー」や、全国から厳選した日本酒が10種ほど、スモーキーな香りがタレ焼きにぴったりな国産ウイスキー(白州、知多、響)など、多彩なラインアップ。ウナギで呑みたい気持ちをかきたててくれます。
2025.07.19(土)
文・撮影=嶺月香里