足を延ばして、大人の雰囲気「カリブ海のリビエラ」へ
リゾート気分にあふれかえるカンクンから南へカリブ海沿岸を車で1時間ほど走ると、リビエラ・マヤに着く。ここは、ビーチ沿いだけでなく、ジャングルの中にも独立性の高いリゾートがあるエリア。ヨーロッパ的でちょっと大人の雰囲気だ。こちらでまず訪れた「ザ・グランド・マヤン・リビエラ・マヤ」は、マヤ文明の雰囲気とラグジュアリーなリゾートがミックスされて別世界のよう。
右:ここは別世界の大人のラグジュアリー・リゾート。
このリゾートを経営するビダンタ・グループはこの11月から、リビエラ・マヤでメキシコでは初めての常設シアターによるシルク・ドゥ・ソレイユ公演「ホヤ」を運営するのだという。メキシコのマヤ文明も背景にしたエキゾチックな公演になりそうだ。
The Grand Mayan Riviera Maya
(ザ・グランド・マヤン・リビエラ・マヤ)
所在地 Carretera Federal KM 48, Centro, 77710 Playa del Carmen, QROO, Mexico
電話番号 +52-984-206-4003
URL http://www.thegrandmayan.com/riviera-maya
もう一つ、このリビエラ・マヤにある「マヤコバ」は他とは独立して、ゲートの中にバンヤンツリー、フェアモント、ローズウッドなどが入る複合リゾート。各リゾートは運河で結ばれていて、小船が優雅に行き来する。運河沿いにはヴィラが並んで、まるで別荘地のようでもある。
Mayakoba(マヤコバ)
所在地 Carretera Federal Cancún, Playa del Carmen Km. 298, 77710 Riviera Maya, QROO, Mexico
URL http://www.mayakoba.com/
リビエラ・マヤには、海でのアクティビティやユカタン半島の文化巡りなどが一カ所で楽しめる「シカレ」という広大なテーマ・パークもある。私はここで上演されるショーを見ただけなのだが、これがユカタン半島の先住民文化からキリスト教の布教、スペインの植民時代、メキシコ独立戦争から現在にいたるまでが描かれて面白い。本物の馬が出演、鳥が劇場内を羽ばたくスペクタクルな演出はなかなかのもの。
Xcaret(シカレ)
所在地 Carretera Chetúmal-Puerto Juárez Kilómetro 282, Solidaridad, 77710 Playa del Carmen, QROO, Mexico
電話番号 +52-984-147-6560
URL http://www.xcaret.com.mx/
ひと味違うアクティビティやサービス、そしてエリアによって様々に表情も違って、世界中からゲストが訪れるメキシコ有数のリゾートに魅せられた休日だった。
【取材協力】
メキシコ観光局
URL http://www.visitmexico.com/ja
小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel
Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
2014.06.11(水)
文・撮影=小野アムスデン道子