Magnificent View #189
グアダルーペ寺院(メキシコ)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
1531年、メキシコシティ郊外にあるテペヤックの丘を通ったインディオ、フアン・ディエゴの目の前に黒い髪と褐色の肌を持つ聖母が現れた。マリアは、ディエゴの親戚の病を治すという奇跡を起こす。
その折のマリアのお告げ通り、この地に建てられたのがグアダルーペ寺院。国内外から篤い信仰が寄せられるこの教会は、対照的な外見を有するふたつの聖堂を擁する。
1709年に建立されたのが、堂々たるゴシック様式の旧聖堂。だが、こちらは激しい地盤沈下のため建物が大きく傾いてしまった。その代わりとして1976年に完成したのが、ご覧のモダンな新聖堂となる。
2万人を収容するこの大伽藍を設計したのは、ペドロ・ラミレス・バスケス。スイスのローザンヌにあるIOC本部ビルなども手がけた、メキシコ現代建築の巨匠である。
Column
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2014.04.07(月)
