Magnificent View #178
ソチミルコ(メキシコ)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 メキシコの首都、メキシコシティ。

 この世界屈指のメトロポリスは、かつてその大部分がテスココ湖と呼ばれる巨大な湖であった。15~16世紀に栄えたアステカ王国がこの湖を干拓し、テノチティトランという都を建設。当時のこの街は、縦横無尽に運河が張り巡らされた水都だったという。

 今もその面影を残す水郷地帯が、メキシコシティの南部に広がるソチミルコ。迷路のごとき水路が取り囲むのは、水の上に浮かべられた人工の農地、チナンパである。

 この運河を楽しむなら、トラヒネラと呼ばれるボートに乗り込むのがおすすめ。メキシカン情緒たっぷりな船体を目にするだけで気分は高揚しそうだ。陽気な音楽を奏でるマリアッチを乗せた船や物売りの船が行き交うクルーズを、ゆっくりと楽しみたい。

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