この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年5月24日)

» きのうのレシピ「ハクオー風ポパイ丼」


vol.314 麻婆肉みそのっけ焼きそば

 最近重宝してる自家製の麻婆味の肉みそ。ごはんに麺におつまみに大活躍。今日は焼きそばになすと冷蔵庫に残っていたクレソンを入れて一緒に炒めて、その上にのっけました。

 肉みそに野菜を入れると日持ちしないし冷凍もできないので、麺の方に入れる。恒例の「隙あらば野菜を入れたい中年心」です。

■材料(1人分)

肉みそ
・豚ひき肉:100g
・長ねぎみじん:1/3本(30g)
・にんにくチューブ、生姜チューブ:各小さじ1/2
・豆板醤:小さじ1/3~1/2
・みそ:小さじ2
・砂糖、醤油:各小さじ1
・花椒:お好みで

・焼きそば:1人前
・なす:1本
・クレソン:1本
・ごま油:小さじ2

・ラー油:お好みで

■作り方

(1)耐熱容器に肉みその材料をすべて入れてひと混ぜし、ラップをせずに電子レンジ600ワットで2分加熱して、いったん取り出してさっと混ぜ、再度2分加熱する。

(2)なすは細切りにする。クレソンは細かく切る。

(3)フライパンにごま油を入れて中火で熱し、なすを炒める。なすに焼き色がついたら焼きそばの麺を入れ、酒大さじ1をふりかけてほぐしながら炒める。全体がなじんだらクレソンを加えてさっと混ぜる。(1)の肉みそをのっけて食べる。

 白央さんの昨日のポパイ丼を見ながら、「ポパイ=ほうれん草」が頭に浮かぶのはどの世代までなのかとふと考えました。もちろん私はすぐ浮かびますが……。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター。「暮らしと食」、日本各地のローカルフードを中心に執筆する。新刊『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)が先日発売されたばかり。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.05.24(金)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔