アンダーグラウンド性と清潔感の両立に成功
山口 赤い公園というネーミング、白い衣装の組合せ。それだけで、覚えますよね。
伊藤 一瞬で記憶にこびりつきましたね。
山口 ガールズロックバンドって、ルックスが良くて、ポップソングを歌うというアイドルバンド的なアプローチと、不良性やロック臭みたいなものに軸足を持つバンドとに二分できると思うのですが、「赤い公園」は、アンダーグラウンド性と清潔感を両立させた希有な例ですね。
伊藤 喋ったらどんな感じなのかも気になります。テレビ朝日「ミュージックステーション」とか、もう終わってしまったけど「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」とかにアングラなアーティストが出てきて、いい感じに弄られてハネるケースもありますからね。でも、逆にガッカリするケースもあるんですが(笑)。
山口 伊藤さんから見た、この曲の魅力はどの辺ですか?
伊藤 暗すぎず、飾りすぎず、求めすぎず、暴露しすぎず。そんなポジティブでもネガティブでもない、本能的で“素”な感じ。
山口 ネット上のクチコミを解析して指数化したRUSHという新たなランキングから情報をもらったのですが、3月12日にリリースされるCDシングル曲の中では、赤い公園は2位となっているそうです。1位はでんぱ組.incで、3位はケツメイシなので、ユーザーからの注目度は高まっていますね。
伊藤 歌詞も“好奇心の寸止め”という言葉が似合う絶妙な世界になっています。実は妄想分析も少し考えていたんですよ。女子中学生が友達と東京ディズニーランドに行き、ひょんなことから休憩中のミッキーマウスと遭遇、着ぐるみの中身をこっそり覗こうとする。って感じのイメージだったんですけど(笑)。
赤い公園「絶対的な関係」
ユニバーサル ミュージック 2014年3月12日発売
初回生産限定盤 1,890円、通常盤 1,260円
■女性4人組ロックバンド、赤い公園の新曲は、フジテレビ系土曜ドラマ「ロストデイズ」主題歌。サウンドプロデュースを手がけるのは、椎名林檎などの仕事で知られる亀田誠治。カップリングには、槇原敬之「遠く遠く」のカバーなどを収録している。
■「絶対的な関係」作詞・作曲/津野米咲
■オフィシャルサイトURL http://akaiko-en.com/
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2014.02.25(火)