●Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」

　後半に入ってすぐ、ボーカルの大森元貴さんの笑顔とピースサインがビシィッと映る。声の美しさは知っていたが、こんなにフリル襟が似合うキュートな方だったとは。しかもステップまで華麗！　ありがとう紅白、いただきました新たな恋……と思ったら、次に映ったピンクヘアのピアノの方（藤澤涼架さん）の笑顔も素敵で心揺れまくり。

彼らには最近顔が好きな「顔ファン」が増えているそうだ。歌声を知っていたが、紅白で顔を見て本格的に好きになった私も、顔ファンだろうか。いやもう、あんなに楽しそうに歌い演奏されたら、そりゃ好きになりますよね（Mrs. GREEN APPLE公式サイトより）。
彼らには最近顔が好きな「顔ファン」が増えているそうだ。歌声を知っていたが、紅白で顔を見て本格的に好きになった私も、顔ファンだろうか。いやもう、あんなに楽しそうに歌い演奏されたら、そりゃ好きになりますよね（Mrs. GREEN APPLE公式サイトより）。
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●10-FEET「第ゼロ感」

　まったくのノーマークだったが、熱さ、疾走感は今回の紅白ナンバーワン。アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の映像、「The Birthdayチバユウスケ、フォーッ！」の叫び、バスケ日本代表の最高なW杯の名シーン。これらがダダダッと入り、彼らのサウンドと歌声もドドドッと襲い、演出の火もドーンと出て、全方位で熱いステージだった。クッ、興奮して感想が擬音だらけだ！

メンバー全員が40代！　しかも大好きだった2023年秋ドラマ『フェルマーの料理』（TBS）の主題歌はこの人たちだったのか！　応援しなければ（10-FEET公式サイトより）。
メンバー全員が40代！　しかも大好きだった2023年秋ドラマ『フェルマーの料理』（TBS）の主題歌はこの人たちだったのか！　応援しなければ（10-FEET公式サイトより）。

●【特別企画】「ディズニー100周年スペシャルメドレー」

　橋本環奈と浜辺美波のよろめいた歌声に不思議な安心感を覚えた「いつか王子様が」、さきほど恋に落ちたMrs. GREEN APPLE・大森元貴さんの再登場に飛び起きた「アンダー・ザ・シー」、山寺宏一さんの歌声はもちろん脚の長さにも驚いた「フレンド・ライク・ミー」。そしてなにより生田絵梨花さんの「ウィッシュ～この願い～」！　歌声も存在もキラッキラで直視できず。

浜辺美波（文藝春秋）。美しい。
浜辺美波（文藝春秋）。美しい。

●Official髭男dism「Chessboard」

　ビビるほどに美しい声が、全国の中学生たちの歌う姿とともに流れてきて時が止まった。藤原聡さん、2023年3月、声帯ポリープで静養していたと知ってびっくり。おおげさではなく魂に響いた。人は感動すると口がぽっかりあく。

メンバーの多くが島根県出身ということで、生まれ故郷が島根県安来市の我が母（85）も彼らを応援している（Official髭男dism公式サイトより）。
メンバーの多くが島根県出身ということで、生まれ故郷が島根県安来市の我が母（85）も彼らを応援している（Official髭男dism公式サイトより）。
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2024.01.26(金)
文＝田中 稲

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