この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年2月11日)

» きのうのレシピ「新玉丼」


vol.212 はまなみそのっけバターごはん

 「はまなみそ」は、大豆や米を発酵させてできた「もろみ」に茄子や紫蘇などを漬けたおかずみそ。福井に昔から伝わる冬の保存食で、味噌屋さんかスーパーなどで購入できます。秋冬の限定販売、そしてなくなり次第終了の季節商品です。

 このはまなみそ、滑らかで優しい甘さ、そしてコクと旨みがあって、ごはんのお供として最高です。普通に白いごはんにのっけて紹介しようとしたところ、たまたま残ってたバターライスにのっけたら、なんと、すんばらしくおいしい。はまなみそとバターの出合い……コクのぶつかり合い、相乗効果。ああ、見つけてしまった……禁断の味。ぜひ一度試してみてください。

■材料(1人分)

・はまなみそ:好きなだけ
・ごはん:好きなだけ
・バター:適量

■作り方

(1) 炊きたてのごはんにバターを混ぜる。はまなみそをのっける。

 バターはお米に混ぜて炊いても、あとのせでもOK。私は一緒に炊いた方が味わいがマイルドで好きです。

 昨日の白央さんの新玉丼、新玉ねぎと玉ねぎは別物ですよね。ほんと。生の場合は特に。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【冬のあったかうどんレシピ】 鶏と白菜のゆず風味うどん 焼いた鶏が香ばしくて美味!

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.02.11(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔