この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年2月5日)

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vol.206 豚バラ大根の甘辛煮のっけごはん

 豚バラ肉と大根の煮物が大好きで、冬になると必ず作っているのですが、大根に味がしみるまで時間がかかるんですよね。そこで、大根を千切りにしてきんぴらのように炒めたところ、あっという間にできて、そしてごはんがすすむすすむ。

 見た目が非常に地味なので、他のおかずがあるとこの甘辛煮は素通りされがちなんですが、一口頂くと心(胃袋)を鷲づかみにされます。だまされたと思ってぜひ作ってみて。

■材料(1人分)

・豚バラ薄切り肉:2~3枚(75g)
・大根:4cm(200g)
・生姜千切り:1片
・赤唐辛子輪切り:小さじ1/2
・ごはん:適量


・醤油:大さじ1と1/2
・みりん、酒:各大さじ1
・砂糖:小さじ2

■作り方

(1) 豚肉は2センチ幅に切る。大根は5ミリ幅の千切りにする。

(2) フライパンに豚肉を入れて強めの中火で熱し、箸で崩しながら1分ほど炒める。豚肉から脂が出てきたら、生姜、大根を入れる。Aを入れ、大根がしんなりするまで炒める。ごはんにのせて食べる。

 お肉は豚バラ肉一択です。豚バラの脂がおいしさの秘密なので、他の部位の代用は禁止です。すみません、時には厳しく参りたいと思います。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.02.05(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔