この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年12月29日)

» きのうのレシピ「エビチリトマトのっけごはん」


vol.168 大根の葉とじゃこ炒めのっけごはん

大根の葉とじゃこ炒めのっけごはん。
大根の葉とじゃこ炒めのっけごはん。

 若かりし頃、友人が「大根の葉を炒めたものなら、ごはんをどこまでも食べられる」と言ってました。その時は、大根の葉でそこまで食べられるかいな……と内心思ったのですが、今ならわかる。全然、食べられます。ペロリです。

 齢を重ねるごとに、こういったものにどんどん喜びを見出しております。

■材料(作りやすい分量)

・大根の葉:1本分(150gくらい)
・ちりめんじゃこ:10g
・油揚げ:1枚
・白ごま:小さじ1
・赤唐辛子輪切り:お好みで
・こめ油:大さじ1
・ごはん:好きなだけ

[A]
・薄口醤油:大さじ1
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ1

■作り方

(1) 大根の葉は1センチ幅に切る。油揚げは短辺を二等分にして、5センチ幅に切る。

(2) フライパンに油、ちりめんじゃこ、油揚げを入れて弱火で熱して炒め、大根の葉を加える。大根の葉がしんなりしたら、[A]を回しかけて、白ごまをふりかけ、全体になじませる。

 醤油は濃口でも大丈夫ですが、薄口醤油の方が見た目が明るい仕上がりになります。ちなみに大根やかぶの葉はつけっぱなしにしておくとおいしい成分がどんどん葉に持っていかれるので買ったらすぐに外すのが吉。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.12.29(金)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔